散日拾遺

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吸って吐いて/溜めて吐いて/漢字かな交じり文

2013-05-22 09:07:28 | 日記

月曜日は雨の赤坂でH先生とお目にかかり、御教示をいただく

充実の90分

 

火曜日は家にこもり、少しばかり原稿を書いた

もどかしい一日

 

ウン、と溜めて

アッ、と吐く

 

要するにその繰り返しだ

今日は吐く日か、溜める日か

22日の水曜日

 

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「吐く」という言葉は語感が悪くて損をする。吐瀉のイメージが強いのだ。

吐血は胃から、喀血は肺から、といって「喀(は)く」でもなかろう。

いっそ、呼吸の呼の字を使って「呼(は)く」とでも読ませたいところ。

 

これはひょっとして、漢字の訓読を開発した祖先の作業の再演だろうか?

何しろ天才的な発明だ。

「漢字かな交じり文」こそ、僕ら固有の文化だよ。

これは大事にしていかなければ。

 

ラカンは漢字かな交じり文のことを知って、「日本人に精神分析は不要かもしれない」と語っている。

もちろん、彼一流の冗談だろうけれど。

 

仕事だ!

来たれ聖霊

 

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