※タンザニア・ザンジバル島カヤックトリップの続き記事。当カテゴリの下から順に読んでいくと話の流れが分かりやすいです。
ストーンタウンはなかなか面白い町だったので数日間滞在し、その後ザンジバル島の南東部のパジェへ移動。これからやっとカヤック漕ぎモードに。
海辺のオールド・フォート内、イベント等に使われている空間だ。
この出窓、なにげに職人芸だと思う。その右に取れかかった感じで着いている窓枠のボロさ、無造作感もいい。
石造りの建物の入り口には、装飾の施されたドアが多い。オマーン統治時代からのアラブの影響で、俗にザンジバル・ドアと呼ばれている。
ムスリムの女性のかぶり物も、アフリカではカラフルなものが目立った。
マーケットのはずれに解体された牛の外側だけが転がっていた。内側は全部さばかれて捨てられた後。
停泊した貨物船。色とりどりのコンテナがカラフル。画面の飛び散ったようなのは波しぶき。海岸きわきわに道があり、ぼーっと歩いていると全身に波をかぶってしまうことがある。
マーケットの雑踏。その手前のオマーン帽をかぶった人が売っているマンゴーやオレンジの自家製フレッシュジュース、スパイスが微妙に入っていてとても美味しいのだが、飲んだら腹を壊すことが多い。水が悪いからだ。おそらく、水道の水を直で入れているのだろう。氷もよくない。途上国を旅する時、食い物には気をつけるがジュースは意外と盲点になる。実はぼくも今回、露天のジュースを飲んで腹をこわした。このあと、パジェで、ジュースを飲んで肝炎にかかったという人にも出会った。まあ、こういう衛生の悪い途上国を旅するためには、普段からあんまり抗菌・除菌グッズに囲まれた生活するのはよくないかもしれないですね。・・・まあぼくはしとらんけどね、めんどくさがりだから。
マーケットは人だらけだ。ちなみに、イスラム教徒は写真を撮られることを極度に嫌がる。多分偶像崇拝を禁じている教義からの考え方だと思うが、だからこの旅でも人を映した写真はあんまり撮っていない。もし、写真をメインにする旅ならば断りを入れて撮らしてもらう努力をするだろうが、そうではなくフリー状態に解いた自分自身が何を感じるかに重きを旅をしますから、というわけでこんな写真ばかりですんません。
ナンバープレートを売る土産物屋。
ストーンタウンの、このはげたブルーやグリーンが、石造りとマッチして歴史観を醸し出していて、よい。
ザンジバルはかつて奴隷貿易の地にもなっていた。アフリカ各地から捕らえられた奴隷が、いったんザンジバルにつれてこられ、市場で売買される。買われた奴隷たちはヨーロッパやアラビア半島やインドに連れられていった。地理的に、南北アメリカへの奴隷は西アフリカからだが、東向きにはこのザンジバルが中継地として最適だったようだ。ハブ的な絶妙のロケーションであるがゆえ、こういうヘヴィな裏歴史も存在する。
アフリカ女性は特に、おしゃれに気を遣っている人が多い。ヘアーカッティングサロンがところどころにある。
重厚なザンジバルドア。このドアの模様がミニチュアで土産物になっていたりする。
各種スパイスが袋に小分けして売られている。ザンジバルは北のペンバ島、南のウングジャ島両方ともにスパイスの一大産地として知られ、アラビア半島、インド亜大陸との交易で大いに栄えた。その影響でポルトガル、オマーン、イギリスが目をつけ、それぞれ時代に応じて統治が変わっている。こういうふうにきれいに小分けされたスパイスは観光客用でやや値段が高く、ローカルのマーケットで量り売りしているやつの方が断然安い。ぼくもクローブ、カルダモン、シナモン、カレーパウダー等いろいろ買った。
マーケットには色んなものが売られていて、色んな人が行き交っていて、見ていて飽きない。
建築中の足場の組まれ方が何ともハンドメイド感が出ていてすごいなと思った。
ローカルのバス、これは高級バスだ。
エチオピアレストラン。ツーリストがよくいく。ぼくもローカルフードに飽きたら何度か通った。
ダラダラと呼ばれるローカルのバス。満員になるまで発車せず、ぎゅうぎゅう詰めにされた上ででこぼこ道を走る。疲れるが、車窓に窓ガラスがないのでストリートの空気感がダイレクトに感じられて、面白かった。アフリカ旅は体力勝負だな。