一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

939  十薬や後期高齢者証届く  多可

2013年06月03日 | 

 十薬とは、ドクダミ(蕺草)のこと。庭の日陰に生え、独特の臭気があるので、嫌う人が多い。しかし、民間治療薬としてはかなりの信頼性があるようだ。

 調べてみると、動脈硬化の予防、高血圧、血液浄化、腎機能向上、利尿、便秘、疲労回復、強壮、強精、慢性鼻炎、急性腎炎、むくみ、アトピー性皮膚炎。生葉の外用として、抗菌作用があり、おでき、はれもの、あせもに効くという。なるほど、10の効用があって「十薬」と名付けられた理由も理解できる。

 さてこの句、ドクダミ茶を愛飲している作者としては、後期高齢者証などという訳の分からないものが送られてきて、きっと不快に思っているに違いない。大体「後期高齢者」という名付けが良くない。日本語には、長老・翁(おきな)、など、別の呼び方があるのだから、もう少し考えて欲しかった。

スイカズラ(吸い葛)はスイカズラスイカズラ属の常緑つる 性木本。

別名、ニンドウ(忍冬

 蕾は、金銀花(きんぎんか)という生薬、

秋から冬の 間の茎葉は、抗菌作用や解熱作用があるとされる。

 

コメント (2)
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