一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1296   送り火の燠やあの世の色かとも   久子

2014年08月16日 | 

(おくりびの おきやあのよの いろかとも)

 私のおばあさんは、よく言っていた。「あの世は、とてもいい所らしいわよ」「どうして?」「だって、誰も戻って来ないでしょ」

 子供の頃から私は、「あの世」はあるものだと信じていた。それは、「サンタクロースがいる」と信じるのに似ている。

 この句の作者は、「あの世」を信じてこの句を作ったのだろうか、それとも信じている振りをしてこの句を作ったのだろうか。

クサギ(臭木)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする