一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1306   ゆつくりと五感の目覚め白木槿   よねこ

2014年08月30日 | 

 五感と言えば、般若心経の「色声香味触」の「眼耳鼻舌身」を思い出す。例えば、その中の「視力」の話。

 日本に留学しているアフリカ人の学生が指さして「うわぁ、カッコいいポルシェだなあ」と言ったそうですが、指さした先を見た日本人の学生達には、ポルシェが全く見えなかったそうです。アフリカの青年の視力がすごいというよりは、日本人の学生の視力がめちゃくちゃ悪くなってしまったのです。

 これは、視力に限らず五感全てに言えることで、科学の発達によって得た便利さや安全と引き換えにもらったのが「五感の鈍感化」であり、そしてもっと重要な第六感などは、無念なるかな、とうの昔に失ったと言っても言い過ぎではないのだ。

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