一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1918   春の宇治飛び跳ねている好奇心   さくら

2018年03月05日 | 

 この句、具体的なことは何一つ言っていない。春と言っても何か春の花が咲いている訳でもなく、又飛び跳ねていると言っても、場所がどこか分からないし、性別、年齢も分からない。分からない尽くしではあるが、それが私たちの想像に任されている。

 宇治と言えば、平等院鳳凰堂ぐらいしか思い浮かばないが、兎に角大声を発しながら飛び跳ねている、たぶん元気な少年がいる。見るもの聞くもの何もかもが初めてなので、新鮮で驚きに満ちているのだろう。

 ところで、私は修学旅行で平等院鳳凰堂に行ったことがあるが、この世に極楽浄土を表わしたというあの朱塗りの鮮やかさが、余りにも強列過ぎて違和感を感じ、拒否反応を起こした、と記憶している。

オオアラセイトウ(大紫羅欄花) 

別名ムラサキハナナ(紫花菜)、ショカツサイ(諸葛菜)ハナダイコン(花大根)

コメント
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