一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

2038   虎よりも菫のやうな国がいい  正宏

2019年03月01日 | 

(とらよりも すみれのような くにがいい)

 戦後70年の2015年1月1日から、東京新聞と中日新聞の朝刊1面に、1日1句として掲載してきた「平和の俳句」は、金子兜太氏の、悲惨な戦争体験から生じた平和への強い希求に賛同した、いとうせいこう氏との二人の発案によって始まった。この3年間の投稿総数は、13万1288句に及んだという。

 更に元をたどれば、このブログの1888回に書いたが、「梅雨空に九条守れの女性デモ」の句を三橋公民館が掲載拒否したことに、兜太氏が疑念を感じたのが発端だったらしい。

 さてこの句、「平和の俳句」に選ばれた一つであるが、人類のほとんどが平和を望んでいるにもかかわらず、国家の代表となった政治家達は、どういう訳か争いを望むようだ。結局国民も、彼らを選挙で選びかつ容認しているのだから、不思議でならない。

ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)

コメント
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