(とらよりも すみれのような くにがいい)
戦後70年の2015年1月1日から、東京新聞と中日新聞の朝刊1面に、1日1句として掲載してきた「平和の俳句」は、金子兜太氏の、悲惨な戦争体験から生じた平和への強い希求に賛同した、いとうせいこう氏との二人の発案によって始まった。この3年間の投稿総数は、13万1288句に及んだという。
更に元をたどれば、このブログの1888回に書いたが、「梅雨空に九条守れの女性デモ」の句を三橋公民館が掲載拒否したことに、兜太氏が疑念を感じたのが発端だったらしい。
さてこの句、「平和の俳句」に選ばれた一つであるが、人類のほとんどが平和を望んでいるにもかかわらず、国家の代表となった政治家達は、どういう訳か争いを望むようだ。結局国民も、彼らを選挙で選びかつ容認しているのだから、不思議でならない。
ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)