一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

2210  のほほんとおいら自由とカタツムリ   凛

2021年06月06日 | 

 気象庁によると、本日6月6日時点で、東海地方以西は梅雨入りしたが、関東以北は梅雨入りしていない。私の俳句やテニスの仲間は、関東の湯河原と中部の熱海の住人がほぼ半々である。

 「あなたたち、まだ梅雨入りしていないの。遅いねえ」「君たちもう梅雨入りしたの。気が早いねえ」などが最近の挨拶である。

 ところで、2010年までの過去30年間の平均梅雨入りは、東海、関東甲信共に、6月8日。そして、暦上の梅雨入りは、6月11日。現在の「入梅」は、太陽の黄経が80度に達した日ですが、以前は立春から数えて135日目とされていて、さらに古い暦では、「二十四節気の1つである芒種(ぼうしゅ)の後、最初の壬(みずのえ)の日」が入梅とされていた。

 さて、カタツムリは、生物学的に分類すると、軟体動物門→腹足鋼→有肺目→陸生貝類の巻貝であり、その貝殻が退化したのがナメクジだそうです。尻尾が退化して猿から人間になったのだから、カタツムリよりもナメクジの方が進化しているのかもしれないですね。

 この句、作者は自由を謳歌するカタツムリになりきっていますね。ところで「おいら」と言わせていますが、カタツムリもナメクジも、雄や雌の性別がない雌雄同体です。6~8月の繁殖期には、個体同士でそれぞれの精子を交換し合い、受精、産卵するそうです。面白いですね。

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