「俳句は何でもあり」が正しい考え方。フィクションでもノンフィクションでも良い。字余り、字足らず大いに結構。有季、無季でも構わない。川柳だって立派な俳句の一つだ。
さて、この句のように、ホラもここまで来れば立派。竹取物語の向こうを張っているではないか。何でも見えてしまうらしい作者は、月から地球を眺めて、何を思っているのだろう。その答えは、読者の自由。
箱根路をわが越えくれば伊豆の海や沖の小島に波の寄るみゆ 実朝
実朝は余程目が良かったらしい。
それとも、ものすごい荒波が立っていたのだろうか。