一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1236   嬋娟と千里を共に夏の月

2014年05月28日 | 

(ぜんけんと せんりをともに なつのつき)

 私は新聞をとらないが、友人が「日経の俳壇」を毎週持ってきてくれる。ところが「俳壇」以上に同じページの「詩文往還・作家と中国」が面白いのだ。執筆している張競氏は、上海生まれの明治大学教授の中国人。5月18日の記事には、山崎豊子と胡耀邦総書記の逸話が披瀝されている。

そこで思い出したのが、数年前山崎豊子の小説「大地の子」がNHKでドラマ化された時の、ドラマの養父役、俳優の朱旭さんが来窯した時、皿に字を書いてもらった。

但願人長久 千里共嬋娟 朱旭」

調べてみると、これは宋時代の蘇東坡の詩の一節で、曲が付けられて歌われているので、是非お聞きください。

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