社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

9月3日(金)

2010年09月04日 18時14分51秒 | 2010年

  7時起床。ついに、3週間研修も今日で最後である。シャワーを浴びてから身支度を整え、荷造りをして宅急便を郵送する。

  午前中の授業は、「指導員としてのあり方」。徳島県の組織の先輩で、中小企業診断士の資格も持っている方を講師に迎え、今後我々が指導員としてどう行動するべきかについてグループで話し合う。本来、私はこの手のある程度結論が見えている議題でいちいち話し合うというのは好きではないのだが、今日に関しては同期と一緒に過ごす貴重な時間に思えた。


最後の昼食は、「ポークソテー野菜ソース」

  午後の授業(=今研修最後の授業)は、「中小企業政策提言」。午前中と同じくグループで、中小企業を支援するための新たな政策を考える。中小企業が抱える問題の主なものとしては、売上不振やそれに伴う資金繰りの悪化、後継者不足、IT化などが挙げられる。しかし、それでは他の班と内容が重なってしまうので、私たちの班では「BCP(事業継続計画)策定支援事業」を提言することにした。先に述べた課題と同様に、災害等の不足の事態に見舞われた時に会社をどう守るかというのも、中小企業にとって避けて通れない課題である。しかし、目の前の経営を何とかやりくりすることに集中しがちな中小企業にとって、この手の問題はついつい後回しになりやすい。だからこそ、そんな中小企業が積極的にBCP策定に乗り出すような政策が必要なのだ。具体的には、策定にかかる費用の補助はもちろん、策定後に受けられる様々な優遇策(例えば、いざという時に商工中金からの緊急融資が低金利で受けられる等)を設けることで、何とか重い腰を上げさせることが出来ればと考えた。

  授業終了後、簡単な終校式で修了証書をもらい、研修が修了。最後にみんなで写真を撮ってから、すぐに帰途に着く同期たちをロビーで見送る。その後、時間に余裕のあるメンバーで駅前のファミレスへ行って夕食を取ってから、また数名を見送り、残ったメンバーで寮へ戻って談話室で飲み会。遠くから来ている同期たちはもう1泊するので、私もギリギリまで皆と一緒にいることにした。結局、地元の友人が車で迎えに来てくれたので、22時過ぎまで談話室で過ごすことが出来た。必死で涙を我慢しながら全員と固い握手を交わし、再会を誓い合って寮を後にする。正直、こんなに別れがつらいとは思わなかった。

  地元へ戻り、ファミレスと銭湯を経て、2時過ぎに帰宅。ついに、3週間研修が終わってしまった。始まる前は3週間は長いと思っていたが、実際には本当に一瞬で過ぎ去ったように思える。もちろん、慣れない集団生活でつらいこともあったが、今振り返ってみると、楽しい思い出ばかりが山のように浮かんでくる。これも全て、素晴らしい同期たちに恵まれたおかげだろう。短い間でしたが、本当にお世話になりました。そして、これからもよろしくお願いします。


お世話になりました。


9月2日(木)

2010年09月04日 10時27分48秒 | 2010年

  6時起床。来週からの社会復帰に備えて、起床時間を通常に戻した。睡眠時間は削られるが、体を慣らしておかないと後々つらい。シャワーを浴びて身支度を整え、談話室で同期とお喋りしながら授業開始時間までダラダラと過ごす。

  今日の授業は、昨日に引き続き組合決算と中小企業組合士試験対策。後者の「中小企業組合士」とは、私たち中小企業組合等支援担当者にとって必須ともいえる資格で、組合の運営や法律、会計などについての総合的な能力を測るものである。試験日は、毎年12月の第1週目の日曜日。当然、私たちも受験する。中小企業診断士とは違って落とすための試験ではないので、きちんと勉強さえすれば合格出来るものらしいが、今日聞いた試験内容からすると、思っていたよりは難しそうだ。しかも、私たち神奈川の組織では、ここ長い間全員が一発合格という記録を継続中なので、それも結構なプレッシャーである。研修も終わることだし、そろそろ本格的な勉強を始めないと。


昼食は、「きつねとろろうどん」

  授業終了後、校内の会場を借りて、最後の大懇親会。同期全員が集まり、みんなで写真を撮ったり、ゲームをしたり、実質最後の夜を楽しく過ごす。私も調子に乗って、久しぶりにがっつりお酒を飲んだ。鹿児島の同期の先輩が送ってくれたという芋焼酎が飲みやすく、ちょっと飲み過ぎてしまった。2次会は、寮内の談話室で。ひたすらバカ話&恋愛話で、大いに盛り上がる。みんな良い具合に酔っ払っているので、とにかく笑いが止まらなかった。お開きになったのは、大浴場が閉まる直前の23時前。1次会から合わせると、5時間以上も喋っていたことになる。その後、入浴後にもロビーで富山と福岡の同期と3人でお喋りをしていたので、部屋に戻ったのは1時前だった。