社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

10月5日(火)

2010年10月06日 22時24分26秒 | 2010年

  6時起床。今日の日中は、オフィスで夜のセミナーの準備をしたり、来会対応をしたり、事務作業をして過ごす。来会対応では、某市役所の方が市内の事業者への支援について相談にいらしたのだが、この方が良い意味で市役所職員っぽくないアクティブな方で、話を聞いていてとても楽しかったし、良い刺激になった。ご本人も、「私は庁内では異端児なんですよ」とおっしゃっていたが、本来はこういう方が多数を占めるべきだろうと思う。昼食は、いつものパスタ屋で「牡蠣とルッコラのペペロンチーノ」。

  夜は、和菓子屋さんの組合を対象に、売上向上を目指したセミナーを行う。具体的には、マーケティングの専門家から、店舗やディスプレイの改善方法と、魅力ある商品作りについて講演が行われた。これがなかなか面白い内容で、話を聞いていて私も「確かに、こういう店舗だったら(商品だったら)、入ってみたい(食べてみたい)」と思った。しかも、今回紹介された手法はどれも、費用はほとんどかからず、すぐにでも実行できるものである。もちろん、実際に結果を見てみないと何ともいえないが、受講者の皆さんからの評判もすこぶる良かったし、今回のセミナーは非常に有意義なものだったといえるだろう。

  その後、懇親会へ誘って頂く。正直、職場内部の飲み会とは違って、こういう会合では好きなものは食べられないし、かなり気も遣うし、何より今日は疲れていたので早く帰りたかったのだが、これも仕事の一部である。そして実際、参加してしまえばそれなりに楽しめるものだったりする。特に今回は気さくな方が多かったので、比較的時間の流れが早く感じられた。

  23時過ぎに帰宅。とにかく、なぜか今日は疲れた。まだ火曜日だというのに、まるで金曜日の夜のような倦怠感である。やっぱり、人に気を遣うというのは、かなり体力のいることなんだなー。


10月4日(月)

2010年10月06日 21時59分58秒 | 2010年

  6時半起床。いつもより30分遅い起床である。京浜東北線、武蔵野線、中央線、横浜線を乗り継いで、直行で相模原へ。改札で、上司と専門家さんと待ち合わせる。

  午前中は、相模原で他の支援機関から事業承継に関する案件の相談を受ける。これが非常に規模の大きい話で、専門家さんの話によると相続税だけでも億単位の規模になるそうだ。そのため、結局時間内に明確な方向性を決めることが出来ず、今後も継続的に連絡を取り合うことになった。また、今日ご一緒させて頂いた専門家さんは金融機関出身の中小企業診断士さんで、私たちの組織とは随分昔からお付き合いがある方なのだが、さすが金融機関出身だけあって、不動産を見ればすぐに評価額を計算してみたり、店舗の商品を見れば原価や利益率を算出してみたりと、とにかく目に入るものを全て金額で表さないと気がすまないという感じで、とても面白かった。昼食は、駅前のさくら水産で。

  午後からは、平塚にある再生骨材の組合さんへ。概要を簡単に説明すると、建物の解体等によって出たコンクリート(産業廃棄物に当たる)を粉砕し、道路舗装の下地などに再利用する事業者の集まる組合である。こうした事業は今流行りのエコ需要とも合致するので、行政からも積極的に活用されている。しかし、景気の低迷に伴う公共工事の減少によって大きな打撃を受けていることも間違いなく、業界全体の売上は芳しくない。公共工事の減少というと、つい建設業界への影響ばかりを考えてしまうが、実際にはその周辺の業界へも波及的な影響を与えているようだ。だから、中小企業者の圧倒的多数が自民党支持なのだ。また、この業界でも経営者の高齢化が進んでおり、事業承継が大きな課題となっているようだった。

  17時過ぎに帰社し、事務作業でしばし残業。帰宅は22時過ぎになった。