岩風呂

ラーメンを中心に食べ歩きとかレシピを乗せてます。そして時々猫が登場するブログです。

宇和島鯛きりらーめん

2010-04-28 12:37:28 | 自作ラーメン
来る5月2日、再び自作ラーメンOFFが開催されることとなりました。
その自作ラーメンOFF会にて、どのようなラーメンを提供するか?

昨年の11月、気合を入れすぎて完全にオーバーワークのデミグラーメンなぞ作ってしまったが為に、周りの人の期待も大きそう。
家二郎の方でもそれなりに名が通ってしまったので、こちらも期待されるところ。

ただ、家二郎がある種ライフワークになっていることも確かなのですが、そればっかりの人間と思われるのもいやだなあ・・・。

その話とは変わって、宇和島鯛めしってのがありまして、これはその名前のごとく愛媛県宇和島の名物料理。現地ではただ単に「鯛めし」と呼ばれています。
その宇和島鯛めしを昨年5月末の友人uz氏の結婚式ではじめていただきました。
鯛の刺身白飯の上に乗せて、冷やした出汁、玉子、薬味などを混ぜた汁をぶっかけていただくもので、これが滅法美味い。
「美味しい」とかいう上品な感じではなくてあくまで「美味い」ものです。
強かに呑んだ後の締めなんかに出てきたら最高ですな。

となんの脈絡もない話をつなげましたが、今回のラーメンのコンセプトは正にそれ。

宇和島鯛めしをトレースしてラーメンを作ってしまおうというのが今回のコンセプトです。


まず麺。
関東地方で取れるパン用強力粉、W8号を使用して、鯛のすり身を20%ほど混ぜて作りました。
加水率は小麦粉の量に対して40%にしたのですが、思ったよりもすり身から水が出て、最終的な加水率は45%くらいになっていると思います。




スープは鯛の骨と昆布で取った出汁に、鶏むね肉を煮込んだスープを合わせました。
だし汁はその後、醤油などで味付けしますが、鯛めしの出汁に習ってみりんを多めにしてやや甘口で作ってあります。
冷やしラーメンになるので、出汁は冷蔵庫で冷やしてあります。
後は見ての通り、鯛の刺身、鶏むね肉、もみのり、青ねぎ、紫蘇、玉子の黄身、みかんの皮を乗せ、これをまぜまぜしていただきます。

・・・手前味噌ですが、美味いです。「美味しい」じゃなく「美味い」です。
鯛の出汁とかもいいのですが、鯛のすり身を混ぜた麺が小麦だけの麺と違ってかまぼこのようなぷりぷりした食感がプラスされます。
ちょっと気になったのは、麺を和えるだし汁を鯛骨のスープ&鶏むね肉のスープで取ったのですが、醤油&みりんが強くて鯛&鶏の風味が奥に引っ込んでしまったこと。
この次もう一度試作を考えていますが、その際にはもう少しあっさり目の味付けにしようと思います。
おそまつさまでした。
ではでは


■お祝いには欠かせない【お食い初め】【敬老の日】瀬戸内の天然活け鯛 500g


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