はちきんizyのアメリカ丼

料理にすると丼カップル
はちきんイジーとアメリカンいごっそうバッキーの
山あり谷ありの国際結婚ブログです。

俺たちは仲間さ

2019-10-09 | ホスピスボランティア

今月、トンペイシェフ(中国人の中華シェフ)が有給休暇を取り中国に帰った為

 

毎週4日間続けて夕方の5時まで働いている。

 

その為老人ホームに住む山口さんの訪問は月曜から休みの金曜日に変更


 初めて訪問される方に、、、


 山口さんに出会った経緯はこちら 

 


キルトさんとパッチワークキルトをした後

 

老人ホームにいる山口さんを訪れた。


 

老人ホームに着くとすでに4時半

 

5時から夕飯が始まるので車いすを押しダイニングルームに行った。

 

 

山口さんは二人の男性とテーブルを共にする。

 

その中の一人は頭にHead Wrapをかぶり見るからにバイカーだったので

 

 ハーレーダビッドソンからとってハーリーさんと呼ぼう。


”ハーリーさんはバイカーですか?”  と訊くと


”えっ  なんで分かるんだ?”  とハーリーさん


”その服装で、、、ぷぷぷ と私


それを嬉しそうに聞くハーリーさんに

 

”山口さんもその昔 バイクに乗っておられたんですよ。” と話すと

 

 ハーリーさんがバイクの話を始められ

 

話の中には私の知らないバイクの名前も飛び出し


ちんぷんかんぷんの私の横で


アルツハイマーと脳梗塞の後遺症を持つ山口さんが


ハーリーさんの話に相槌を打ちながら会話を始められる。



”分かってるじゃないか  そうなんだよ。”  と


ハーリーさんもバイクの話をする相手が出来た事を喜んでいるかのように


暫く山口さんと話をしていた。



        

 

そんな中 山口さんが

 

”僕の英語を皆が馬鹿にするんだ。”  と


いつもの台詞をこぼされる。



 

”そんな事なんてないよ

 

君はちゃんとした英語を話しているよ。”  と

 

ハーリーさんが山口さんを勇気づける




 

 

そうして

 

”俺たちは仲間だぜ”  って意味あいのFist Bump をしようと


ハーリーさんが拳を出すと


それにすぐに応えた山口さんに


’分かってるじゃないか”  と


ハーリーさんも嬉しそう。



         写真の為3度して頂きました。 笑



 

山口さんとはいつも日本の景色をビデオで観たり

 

日本の音楽を聴いて過ごすんだけど

 

こうして山口さんと食卓を共にする方たちとの時間もとても良い時間になった。


ほんわか 良い気持に包まれた。

 

 

 

アルツハイマーを病んでおられる山口さんは

 

きっとこの日の会話も忘れられるだろうけれど

 

それを覚えておられるハーリーさんは

 

食事の席で又山口さんとの会話を楽しまれるかも知れない。



 

そうなると良い。

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