木曜日、イリノイの家に帰りつくと
日本の従姉からクリスマスカードが届いていた。
古い住所宛てだった事から日数をかけやっと到着。
カードの中には昭和34年に写された白黒写真が入っていた。
S34,4,5と書かれた年月日が父の筆跡に似ている
写真に写っているのは
私のいとこ3人とまたいとこ2人に2歳の私だ。
皆が見つめているのは誰なんだろう
人物写真を見るとその視線の先が見たくなる。
子供の頃の思い出には
彼らとの時間が大きな部分を占めているので
そんな思い出と一緒に懐かしく写真を眺めた。
面白い事に2歳半の私が今の自分と同じ雰囲気を持っている事
自分の心を素直に出した表情が何とも良くて安心する。
昔に想いをやりぼんやりしていると
コロラドに住むミックママ(姉)からスナップチャットで短いメッセージが届く。
”私たちハワイに行く事になったの”
えーーー
確かに医者から国内線での旅の許可は下りてはいるけど
おりたばかりだし
何も海を越えたハワイまで行かなくとも、、、と
そんな事をまず思う私に
ミックママがハワイ旅行をする事になった事情を話し始めた。
旅の招待をしたのはミックママのお義母様。
ご両親の遺産を使いお義母様の母親が好きだったハワイに
家族15人で行く事になったらしい。
それも子供たちの春休みを利用して今年の3月に行くと言う。
この古い写真を送ってくれた従姉と数年前
ハワイで落ち合う計画を立て始めた事があったので
余りの偶然にその話も思い出した。