"生命保険の掛け金を
増やしたほうがいいかも知れん。
最近疲れがひどい俺は
コロッと行きそうや、。"
と 冗談なのか本気なのか
わからないような口調で
バッキーが言う。
私たちが入っている生命保険は
62歳までの掛け捨て保険の為
早死にするなら
62歳までに、、、 と
よくそんなジョークを言うからだ、、。
そんな金曜
三週間ぶりにお茶会に行った。
このお茶会は
人が持つ霊感や直感を伸ばす事を目的に
始められた集まりで
そんな能力が優れた人も多くいる。
誰からともなく
先週のお茶会が
キャンセルになった
という情報が広がった為か
今回は私を入れ四人の参加者のみと
いつもより小さな人数で会が始まった。
この日は
一人の方が持って来られたオラクルカードを
一人一人が引き
それを見ながら
皆で感じる事を話す事になった。
仕事の関係もあり
たまにしかこの会に参加出来ないクリスタルさんが
私がひいた
其々にJoy と言う言葉が入った三枚のオラクルカードを見て
こう話し始められた。
"貴方は今の生活を楽しんでいられるけど
何かかけたものを感じられているように見えるわ、、。"
と 、、、、。
青い家での生活は自然に囲まれ
それは心癒されるものであり
ワンズもいて
完璧に近い暮らしになったが
それ故に
そこにいないバッキーの存在が
浮き彫りになり
寂しさを感じる事も以前に比べ多かった。
そんな時に
疲れが酷い、、などと聞き
気持ちが沈む事もあった私は
"何か欠けたものを感じておられる、、" と言う
クリスタルさんの言葉に対し
自分がいる今の状況や
心配事を話した。
"うんうん、、 疲れてらっしゃるわね。
とっても疲れてらっしゃるわ、、、 と
空を見つめるようにして
クリスタルさんが仰る。
そして
"私はいつも 正しい訳ではないけど、、、
、、、 でも 貴方が心配するような事は
ないと思うのよ、、。"
とも言ってくださり
救われる思いを感じた。
何より こうして
ちょっとした自分の悩みを人に話す事が出来た事、、、。
また、 霊感の能力もなく
皆に与えられるものを持たない私は
この会に参加する事に
気が重くもなり始めていたが
帰り際
"貴方にまた会えて
本当に嬉しいわ。" と
ただの挨拶言葉でなく
心からそう言ってくださったクリスタルさんの言葉に
優しくて強いエネルギーに
包まれるようでもあった。
土曜日 半日 仕事があったバッキーは
その夕方アイオワにやって来た。
その夜は
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兄弟や友人カップルとコンサートに、、、