旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

薔薇庭とお洒落ランチと古民家のワンデイトリップ

2015年06月05日 11時36分05秒 | ガーデンの旅~国内編

昨日はクラブツーリズムの「花巡り」の旅の企画で、日帰りバス旅行へ行ってきました。

バスの運転手さんも添乗員さんも初めて行く場所だったらしく、地図を見ながらア~デモナイコ~デモナイと話しながらバスは出発
途中高速道路を出たり入ったり、目印の神社を探して農道へ入り・・・
ミステリーツアーになるかと思いましたが、結局ご近隣の方に道を教えてもらい、小一時間無駄にして何とか到着という・・・
一寸お粗末な道行でしたが、訪れたガーデンは個人庭とは思えない立派な物でした

つくばの藤沢邸は900坪のローズガーデン。
主にイングリッシュローズを植えているそうで、ガーデン内にはシェイクスピアにちなんだバラのコーナーもあるそうです。

マメ柘植の生垣がキッチリとデザインされたフォーマルなガーデン。
残念ながらバラは終わりがけでしたが、所々スタンダードローズやブッシュローズが咲いていました。


バラはほぼオーガニックで育てているそうで、虫や鳥たちと共生した庭作りをされています。
自作の虫除け液や馬糞堆肥などで健やかにバラを育てていらっしゃいました。



自称「薔薇狂老人」のオーナーさんの御歳はおいくつなのでしょう・・・
今も5時か5時半には起きてバラのお手入れをし、生き生き暮らしているそうです。
その情熱が、素晴らしく、それが薔薇に伝わるのだと思いました

 

参加者の皆さんもすっかりお腹が空いてくる時間になったので、ガーデン散策を少し早めに切り上げて、ランチのレストラン「アリスの茶屋」へ。

こちらがまたオーナーさんのセンスの生かされた欧州アンティークな家具が配された、壁紙一つにもこだわりのあるお洒落なカフェレストラン
お料理が美味しいのは勿論、使われている食器がまた素晴らしい
ウエッジウッド、ロイヤルコペンハーゲン等、有名で高級な食器で頂くランチタイムは、気持ちを豊かにしてくれます


カフェのサンルームから眺める庭の風景も絵になります。

 

庭にもこだわりのガーデンファニチャーが
色使いが「不思議の国のアリス」っぽい。
「こんな素敵なカフェが近くに欲しい」との声が続出しておりました。

 

カフェを後にして、常総市の坂野邸へ。
こちらは「ローズガーデン坂野としてオープンされている個人のガーデン。
お母様が趣味で始めたローズガーデンを娘さんが引き継ぎ今も母娘でお手入れされているそうです。
北国のどこぞのガーデンみたい

遅咲きのバラが満開でした


傾斜地に雛段状に作られたガーデンで、小道が沢山ある回遊式のようです。
あの曲り角の先に何があるのかしら・・・って想像するようなガーデンが好き」とは、参加者のお一人の言葉。
そんなガーデンです。

娘さんは薔薇のプロとして、なんと横浜イングリッシュガーデンにもお手伝いに来られているそう。
バラと宿根草の組み合わせはロマンチック。


現在は通年オープンしているガーデンですが、ピーク時の入場料1000円はいかがなものかと



そして最後の訪問は「水街道風土博物館 坂野家住宅
ヨーロッパの雰囲気に浸った後の「ザ・ニッポン」には、正直戸惑いましたが、こちらの歴史ある建物にもいたく感動しました。

幾度となくドラマや映画のロケ地として使われた竹林がお出迎え。


建物もまたドラマの舞台に。
大河ドラマ「篤姫」の実家としても使われた住宅の茅葺屋根の厚い事
18世初めに母屋の居室部が建てられ、19世紀になって接客部が建てられ・・・
それを平成15年から3年かけて解体修理して今に至っているそうです。


大正時代に増築された書院「月波楼」
和モダンな当時の雰囲気を感じる細部にこだわった素晴らしく、ちょっぴり懐かしい設えでした。

それにしても、幕府直轄領の大地主(おだいじん)様の栄華はいかほどのものだったのでしょうね。

 

ツアーの時間もオーバーしていたし、途中渋滞もあって帰宅時間は予定より約一時間遅くなりました。
それでもすべて回りきれて安堵しました。

バラのピーク時に当たれば良かったけど、こればかりはショウガナイですね
昨日も、イイモノミタワ~



 

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