旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

世界遺産の植物園~キューガーデン

2015年06月30日 12時04分25秒 | ガーデンの旅~海外編

 ロンドン二日目。
午前中はどんより曇って肌寒くなりました。

この日は地下鉄に乗って、世界遺産に登録されたキュー王立植物園(通称キューガーデン)へ行きました。
1759年に設立されたイギリス最古の植物園なので、イギリスのガーデン巡りに此処は欠かせない

ロンドンの地下鉄は、ほぼ初めてでもとてもわかり易く、オイスターカード(日本版パスモ)を使えばさらに便利でお得です。

ガイドブックには「9時30分オープン」と書かれていたので、9時45分に着いたのに一般客は10時から。
そんな日本人の方々と一緒に開園まで列に並びました。

チケット売り場でガーデンマップを頂くと、見頃のスポットが書かれているので、それを頼りに回るのが良いと思います。

プリンセス・オブ・ウェールズの温室はとても広く、サボテン他多肉植物をメインに数多展示されています。
珍しいサボテンの花も見ることができました。

温室内で垂れ下がって咲いていた藤のような花。
シンガポールで似たような花を見たような気がします。

 

これまた広いロックガーデンにも、見きれないほど沢山の植物が植えられています。
手入れが行き届いていて、雑草も無く、植物も本来の姿で美しく育っているようでした
滝があってデザイン的にもカッコ良かったです

数多ある植栽の中からここでの一枚はクレマチスと黄菖蒲とシルバーリーフの植物。
私の好きな色合わせだわ


植栽の中で時々ネットで囲われている個所がありました。
種を採るために保全しているようです。
いかにも植物園ですね

 

ロックガーデンの対面のレンガの壁には蔓アジサイが絡まっており、下には様々なサルビア属の植物が植えられていました。


その壁の裏側は、「ベッド」と名付けられた広大な植物の畑。
綺麗に長方形に芝が切られた中に、同じ属性の植物が植えられています。
その美しい設えに、感激 
芝生には専用のエッジ切り鋏を使っていました。


此処のキッチンガーデンの一角で、お揃いのポロシャツ姿で作業していたボランティアのお一人にちょっとお話を伺いました。

ボランティアは週に一度活動し、100名ぐらいいるそう。(ガーデナーよりはるかに多いとか)
肥料は「コンポスト(ガーデン内で不要になった剪定枝や刈り込んだ葉等々で作った堆肥)だけ」ですが、トマトには「ベジタブル・ウォーター」を与えているのだとか。
ベジタブル・ウォーターって何かしら・・・と、その詳しい内容はボランティアさんも分らないみたいでした。



広い畑の真ん中に長いバラのパーゴラが続いています。
ちょうど見ごろを迎え、美しく咲いていました

 

バラのパーゴラを通り抜け、ガーデン内に戻り、散策。
珍しい古木&大木がたくさん植えてあります。 
樹木好きな方は興味が尽きないかも。


此処まで約2時間
私としてはノンビリしていたつもりはないけど、広大な敷地の半分も見たかしら
でも足が疲れてさらにお腹が空いたのでガーデンカフェ(オランジュリー)で休憩タイム。
ゆっくり体を休めながら、次なる散策へ向けて体力をつけなくては

カフェテリア形式のレストランで、温野菜の炒め物とハムのキッシュとサラダとスコーンと紅茶と赤ワインを頂きました
お料理が美味しいの イギリスなのに
此処では無料でwifiが使えて助かりました

 

 そして奥のキューパレスへ。
ハーブガーデン側から見たパレス。
室内は当時のままディスプレイされています。

中庭にはシンメトリーの整形式花壇。
紫色の花はラベンダー。

 

この後、空中のつり橋を登り終えたところで、約4時間。
約3分の2を見たところで、今回はお終いにすることに

オールドローズガーデンからみるパームハウス
この温室内はレンズが曇って上手く写真が撮れなかったな~
ロサ・ムリガニ―とロサ・サンブシナ(sambucina)が私を見送ってくれました。


 

出口のお土産売り場付近に植えられていた宿根草。
この花も良く見かけました。
育ててみたいわ

 

ガーデンの見どころの一つのボーダーガーデンとガラスのパレスも改装中で見られなかったし、続きはまたの機会にしようと思いました。

ガーデン散策で飽きたの初めて

恐るべし、キュー・ガーデン

 

続く

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