昨日、春めいたよいお天気の中、初めての面会に行ってきました。
お昼頃になったので、母は父に昼食を食べさせていました。
父は割合元気でした。
水が飲みたいというので売店までペットのミネラルウォーターを買いに行って来ました。
ついでにコップも買って、ジュースも冷蔵庫に仕舞い込み、ほんの30分程でしたが病室で見舞ってきました。
バイバイと帰ってきましたが、父は
「ずーっとここにいたいが(居たいんだ)」
というので、私は
「お父さん、気に入ったの。好きなだけいていいよ。」
と答えておきました。
「一人だと寂しいから、早く元気になって帰って来られ(来てね)。」
と母。
元気になるかしら?
結構頬もこけて、手や足も骨皮筋衛門になっていました。
よくこう言って痩せこけた人を茶化していたのが父でしたが、自分がそうなるとは、今もって気付いていないことでしょう。
父はいつも同じ姿勢で同じ方向を向いて寝ているので、足などマッサージしてやりました。手は、これは点滴中でした。最後に背中をマッサージすると
「もういい」というので、
それを潮に帰って来ました。
海が見たそうでしたが、見えるとしたら、そちらの病室は婦人部屋のようでした。
父の向く方向は、同室の方の姿や廊下が見える方向なので、窓際のテレビは点けても見えない方向でした。
音だけでも刺激になってよいかなと、テレビは点けたままにする私です。
それより、テレビを背にした父は、同室の皆が父のテレビを見る事から、まるで父が皆の注目を集めているような格好になっていました。
多分ですが、訳の分からない父には部屋の王様になったような気分がすることでしょう。
さて、機嫌よく、気分よく、入院しているようなら家族の皆に文句のあるはずがありません。
ただ、水を飲むと、時折「お腹が痛い。」というのだけが気がかりでした。
そろそろ癌から来る痛みなのか、
単に冷たい水で冷えたから痛いといったのか、
よく分からなかったのですが、特にお医者様と話すことなく帰ってきました。まだ午後の1時にもならない頃に帰ってきたのです。
今日になって、洗濯は家族がするのだろうか?
と疑問になり、両親の部屋に入院案内を見に行ったところ、面会時間は午後3時からになっている事に気付きました。
やはり、私が確りと書類に目を通すべきでした。
母任せにしていたら大抵万事がこういう事になるのです。
一事が万事、父で起きてきた事がこれからは母でも繰り返される事かと、両親の年齢差を思うと、サイクル的に母の体調の変化に目が向く今春となり、実際にそうなりつつあるようです。
今日の母は地域の福祉のお風呂に行きました。無事でしょうか。
無事に帰ってきました。