4月25日
こうお天気が続くと、早くも夏の花を思い浮かべてしまいました。ハイビスカスではありませんが、家ではアマリリスが咲いています。このアマリリス、実は伯父が施設に入所したと聞い...
やはり好天が続いている時期です。
最近思ったこと、山菜の事です。
春の山菜、筍や蕨、ぜんまいもありますね。
特に今の時期の筍や蕨採りが好みだった両親。
最近も母から、父とよく採りに行った場所に筍を採りに行きたいといわれました。
よくお父さんと取りに行っていたから、と。
もちろん、ダメ出ししました。
「山菜取りは好みじゃないから」と。
冷たい娘に思われるでしょうね、皆さん。
実はこんな経緯があるのです。
その場所は、かなり昔に父が勤務先で一緒であった人の持ち山です。
採りに来てよいから、そう許可を得て、毎年母と筍堀に行くのが父の春、初夏の楽しみとなっていました。
そう聞いて、私も連れられ共に筍を掘ったことがあります。
そんな2、3度目の頃、帰ろうと列の最後に山道を歩いていると、すれ違った持ち主らしい人に声をかけられました。
「いくらいいと言ったからって、次の代の人にまで来てもらいたくない。」
そうですね、父の代だけの話だったんです。
こんな調子で代々筍掘りにに来る人が増えたら、山の資源枯渇につながろうというものです。大した大きさの山ではなかったし、その山の内の一部所有の人だったようですから。
その後も何回か父に誘われて断り切れず、親子、孫と連れだって言ったことがありますが、私にすると気兼ねなものでした。
自然誘われなくなり、それでも両親は春の習慣のように近年まで出かけていたものです。
父の認知症が出たころからいかなくなったようですから、もう7年くらいご無沙汰となったのでしょう。
思い出したように母のおねだりがあったわけです。
もちろん、私は行きません。細かい話は母にしてもしょうがないので、上記の理由付けとなったわけです。
それでなくても、父の友人知人からは、「父とは親しいけれどあなたとは親しくない」と、よく言われたものです。
息子だったら対応も違ったのかもしれませんが、跡取りといっても、娘の場合はこんな風な対応になるのかもしれません。
と、ここまで書いて後日譚、昨日私は筍の水煮を買ってきて、作ったことのない筍の若竹煮を作ったのでした。
最近レシピを見る機会があったので、それを思い出しながら昆布と鰹節でだしを取りコトコト。
誰でもない母の為に煮ておいたのでした。母がよく作った味噌味とは似ても似つかない味付け、刻み方です。
思い出のリンクは筍だけ。それでよいのかもしれません。
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