葉山の四季

葉山の四季をお伝えしたいと思います。

おくのほそ道、最初の歌枕 「室の八島」 に。

2013-09-23 20:07:52 | kaeruの「おくのほそ道」

■奥の細道の旅 (着信 9月21日)  

○現在地 室の八島に到着しました。おめでとうございます。

○次の目的地 日光  ○次の目的地までの距離  29.9km

○次の目的地までの歩数  日光まであと29.9km40,178歩で達成です。

 アプリが当地(室の八島)で紹介している句は、

  いとゆうに結びつきたるけふりかな   

ですが、この句は「おくのほそ道」本文にはなく曽良の「俳諧書留」にある、とか。

 芭蕉の旅は歌枕を訪ねる旅でもあり、「おくのおそ道」の最初の歌枕であった

「室の八島」は古くは池から立ちのぼる水蒸気が煙のようにみえることから、ここ

での古歌は「煙」を詠みこんでいます。

 それに倣って詠んだもので、「陽炎(いとゆう・糸遊は陽炎のこと)に室の八島

の清水の煙(水蒸気)が融けあいひとつになっている」 という意味です。 ただ芭

蕉の訪れより四年前の貝原益軒の記したものに 「村の者が、今は水がないから

烟(けむり)もない、と言っている」 とありますので、芭蕉の当時も 「名のみなりけ

り、跡なき」(曽良「備忘録」)でした。

 

 なお、室の八島の所在とされている大神神社(おおみわじんじゃ)は

 googleマップで次の住所です、栃木県栃木市惣社町477大神神社。 

 神社らしい雰囲気が伺えます。

コメント (5)
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