■あきれた安倍首相「原発汚染水ブロック」発言
東電も「外洋流出否定できない」 海外からも批判相次ぐ
安倍晋三首相は日本時間8日の国際オリンピック委員会(IOC)総会で、東京電力福島第1原発について「状況はコントロール」「(汚染水の影響は)完全にブロック」と演説しました。しかし現実は逆。放射能汚染水が地下水や海洋に流出するなど制御できない危機的状況が続いています。
上の記事・写真は「赤旗日曜版」9月15日号の紹介部分です。
この写真を拡大してみます。
安倍首相はオリンピックの招致演説で東京電力福島第1原発事故の放射性物質汚染水漏れについて 「状況はコントロールされている」 と述べ、IOC委員からの質問に 「汚染水による影響は福島第1原発の港湾内の0.3平方キロメートルの範囲内で完全にブロックされています」と答えています。
その「0.3平方キロメートルの範囲内」とは写真の「港湾内の面積約0.3 km2 」の部分です。
汚染水が海域に流れ出るルートは写真で「汚染水」と白抜きで表示されている黒矢印➔の所です。
原発1号機から4号機の前の内堤防の部分とAという個所です。写真に「一日50%入れ替わり」と
2カ所に書かれているように、内堤防内と0.3 km2部分が、0.3 km2部分と接する海域の海水が入れ替
わっているのです、この写真で見る限り汚染水の海洋拡散は否定できません。さらにA部分から海域に流出しています。