kaeruのつぶやき

日々のつぶやきにお付き合い下さい

68のえくぼ、>笑<。

2014-02-01 21:03:46 | 本のひと言

 アバタもえくぼとか申しますが、それは両頬にある場合で、60幾つもあっ

たら反対にえくぼもアバタに変わるでしょう。この60余のえくぼは一人の

ご婦人の顔ではなく、一冊の本のなかで(笑)と記されている所が68あ

るという意味です、この本の中に。

 暇にまかせて数えたわけではなく、面白さに魅かれてついカウントしてし

まいました。この附箋のあるページです、見開き2ページに四つの(笑)が

あったりして、それだけでも本の内容が分かるというものでしょう。

 

 周りを和ませ明るくするチエさんの存在を、定時制高校野球部の監督が

どうしても入部させたいと「図って」、2012年10月25日ーー

≪花巻東高校の大谷翔平くんと、大阪桐蔭高校の藤浪晋太郎くんの去就が

日本中の注目を集めていました。

 そして、この日こそ、私にとっても運命の日となるのです。≫

あとは、119頁からを立ち読みも含めてご覧ください。

 

 目次にある(笑)。

≪第六章 83歳 ・感激の初出場、そして「最後の夏」

 3歳寿命が縮んだ(笑)、初出場の瞬間ーー150(頁)≫

(150ページ)

≪私たちの出場する神奈川県予選は20校によるトーナメント戦で、

わが高津高校定時制野球部の初戦は、5月19日の対日々輝学園

高校神奈川校が相手です。

 (153ページ)

 11対1と大量リードのまま、試合は終盤に差しかかります。

 そのとき、中島先生(監督)に呼ばれました。

「チエさん、次の回からレフトについてください」

「えーっ!」

「いつか来るかもしれない」とは覚悟していました。しかし、いざ実際に

「そのとき」がくると、やはり、緊張のために足がすくみます。

 しかし、もはやぐずぐずしている時間はありません。

 ついに出番です。私もチームの一員としてグランドに立つのです。練

習試合ではありません。一つも負けられない公式試合に私は出場する

のです。

 私は覚悟を決めました。

「さぁチエさん、頑張っていきましょう!」

「チエさん、リラックスしてね」

「みんながついているから大丈夫ですよ、チエさん!」

 みんなが私に声をかけてくれます。その言葉を聞いて、私の中にも少し

ずつ勇気がわいてきました。≫ 以上153ページ。

154ページ以降は、ご自分の目で結果を確かめて下さい。

 

 この話からまだ9ヵ月も経っていません。そして、上中別府チエさんは

神奈川県川崎市立高津高校定時制の高校四年生として最後の高校

生活を送っています。

 最終下校が21時50分のようですから、21時過ぎたばかりの今も部活

動に参加していることでしょう。

 野球部、書道部、華道部に参加していて、今夜はなにをやっているので

しょうか。