泉谷さんを取材した記者の言葉「会う前は、ちょっと緊張。でも、恐い人ではありません
でした」。デビュー前は赤面症だったとか、「飛行機に酔う。枕が変わると眠れねえ。一
皮むけば、ただの神経過敏な野郎。暴れん坊のイメージをどうしてもつくりたかったん
でね」。
一貫した庶民目線。ブログに消費税増税や秘密保護法への怒りをつづります。「関東
大震災(23年)の2年後に治安維持法ができて戦争に入っていったじゃないですか。
今度は東日本大震災の2年後に秘密保護法。似たようなベクトルで、やーな感じですよ」
詩人・寺山修司の『書を捨てよ、町に出よう』に影響され、デモや政治集会へ。「アマチュ
アの頃、『赤旗まつり』にもいきましたよ。討論会もしょっちゅう。すごい時代でした」と語って
います。
記事の締めは「妻を人間として尊敬する愛妻家でもあります。」
右の女性に着ているのは割烹着です、場所は神戸市の理研発生・再生科学総合研究セ
ンターの研究室。紙面の右下に日本分子生物学会理事長・東北大学教授の大隅典子さん
の話。「小保方さんが白衣の代わりにかっぽう着を着て実験しているのは“リケジョ”(理系
女子)の伝統です。かっぽう着は理科実験などの作業着として、旧日本女子大学校(現・日
本女子大学、1901年創立)で使われていました」。
いままでの生命科学の定説を覆す画期的な成果でした。しかし、小保方さんが昨年、科
学誌『ネイチャー』に研究成果を投稿した際、論文審査担当者は「過去何百年の生物細胞
学を愚弄している」とコメントしたそうです。それでも「どんな時もくじけない強い心」で実験を
続けてきました。
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