昨日たもつゆかりさんのお父さんの保勇さんについてWikipediaを案内しましたが、保勇さんが創り育て現在は息子さんが指導している空手道場・錬心館のHPをご覧ください。私は少林寺拳法はもちろん空手道そのものに不案内ですが、ゆかりさんのお話を通じてお父さんの意志とか武道精神とかがお話の根底にあると思いました。
錬心館のHPはこちらです。➡︎ http://www.renshinkan.org
聞き終わって一日経ちました。心に残っている言葉で感想を述べたいと思います。
「自分自身の人生を自分の足で確かに踏みしめてみたいと思います」ゆかりさんが長女の恵さんを出産し、母親であると同時に一人の社会人として働こうとした時公立ではゼロ歳児保育が実施されていませんでした。当時民間保育園を経営していた村永さんの「よい子の家」との出会いです。この言葉は「よい子の家」10周年記念文集に寄せられたものでゆかりさんの決意とも読めます。
そういう決意を育んできたであろう言葉、「勇躍せよ!突破せよ!汝男なれば、いや、女でもそうなんだよ。」小さいゆかりさんを膝に抱きながら、語りかけてくれたお父さんの言葉、ロマン・ローランの詩だそうです、同じくお父さんの言葉から、「ここという時は啖呵を切るときがあるんだよ、その時は絶対負けてはいけない!」武道家として少林寺拳法道場を立ち上げ一家をなしたお父さん自身がその人生を通じて自分のなかで繰り返して来た言葉でしょう。ゆかりさんのお話はその流れのなかにおくことで理解が深まります。
現在91歳のお母さんは認知症の症状をもっています。「母はありがとうが口癖、そして何か私に出来ることはないかね、と言う。この二つはセットになっているのです。人間はサービを受け取るだけではない、自分から発信者であり続けるのです。」また、「歳月は優しいものだ、豊かに忘れさせてくれる」と言われました。一般的にいう記憶を失っていく姿です。
ゆかりさんのHPによると、現在男女共同参画事業を中心として鹿児島のみならず全国的に活動されています、娘さんの恵さんも一緒に。話の全体を通して現在の活動のあり方にゆかりさんの父母と娘さんに村永さんと「よい子の家」が深く関わっていることが分かります。次の機会には恵さんの目から見たゆかりさん、祖父母、それにチー先生についての話を聞きたいと思います。