パナソニック 汐留ミュージアムで「ミケランジェロ展-ルネサンス建築の至宝」を観た。美術・建築ド素人の感想を少しばかり…。
「ミケランジェロ展-ルネサンス建築の至宝」図録 (H先生に感謝!)
今回の展覧会の見どころは「神のごときミケランジェロ」の建築家としての側面を特にクローズアップしたところにある。今まで目にしたことがなかったミケランジェロによる建築用素描や設計図、そして現代テクノロジーによるCG・3D映像、専門家による模型製作(一番わかりやすかった)等により、ミケランジェロ建築の面白さを知る貴重な機会となった。美術・建築ド素人の感想ではあるが、ミケランジェロ建築の基底には彫刻的感覚が随所に盛り込まれているように思えた。
ミケランジェロ「ラウレンツィアーナ図書館」玄関室(1524-1534年)フィレンツェ
さて、展覧会構成は
第1章:ミケランジェロ・ブオナローティ
第2章:ミケランジェロとシスティーナ礼拝堂
第3章:建築家ミケランジェロ
オープニングが《ブルージュの聖母》(コピー)だったのは意外だったが、私的にとても嬉しかった。と言うのも、ブルージュではロープが張られ近づくことができず、遠目から眺めるしかなかった。今回はコピー像ながら接近して観察できたのだから♪
ミケランジェロ《ブルージュの聖母》(1503-04年)ノートルダム大聖堂(ブルージュ)
《ブルージュの聖母》(コピー)からは、ヴァティカン《ピエタ》の聖母のように若く美しく、幼児を愛しむ優美さを見ることができたような気がする。
ということで、次回に続く...(^^;