花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

国立西洋美術館でニコラ・プッサン講演会。

2016-08-11 21:29:22 | 講演会

前回触れたピエール・ローザンベール(Pierre Rosenberg)氏だが、ニコラ・プッサン本(カタログ・レゾネ)も著しているプッサン専門家だ。故サー・デニス・マーンもプッサン研究していたし、やはり欧州はプッサン好きが多いのだろうなぁ。 

私的には嫌いじゃないけど、追っかけるほど好きとは言えない。同じ古典主義絵画ならばアンニバレ・カラッチの方が身近に感じる。パラッツォ・ファルネーゼの天井画を観てしまった後では、どうもプッサンはアンニバレ・カラッチの影響を受けたんじゃないかと思うほどだし。と言っても、プッサンについてはあまり良く知らないのだが(^^;;; 

で、「メッケネムとドイツ初期銅版画展」をやっているハズの国立西洋美術館でプッサン関連の講演会があるようだ。国立西洋美術館HPによると.. 

★講演会「歴史のなかのニコラ・プッサンの芸術」(国立西洋美術館) 

 ・講 師:ヘンリ・キーゾル教授(ハイデルベルク大学ヨーロッパ美術史研究所)

 ・日 時:2016年9月3日(土)14:00~15:30

  ※ドイツ語による講演(同時通訳付き) 

「17世紀フランスの画家ニコラ・プッサンは、今でこそ美術史上の「巨匠」の座を確立していますが、1960年のルーヴル美術館における大回顧展に至るまでは「時代遅れ」として敬して遠ざけられ、忘れ去られていました。 本講演では、フランシス・ベーコンやピカソらの芸術家や歴代のプッサン研究者による二十世紀におけるプッサンの再発見の歴史を振り返り、プッサン芸術の特質を多面的に明らかにします。」(国立西洋美術館HPより) 

プッサン勉強できるチャンスなのに、残念ながら聴講することができない。どのような内容なのだろうか?? 東京に住んでいたらなぁ…(>_<)