購入してからちょうど16年経ったBarbourのワックスト・ジャケット。モデルはGamefairである。ピカデリー・サーカスのLillywhitesで買ったと記憶する。現在ではLillywhitesでBarbourなど販売していないはずだ。いかにも狩猟を思わせるネーミングがいい。しかしこれはその後生産中止になっている。
年数なりのヨレヨレ感があるが、そこはそれ、このジャケットの良さというもの。このジャケットを買う直前に、ある英国人(当時40歳くらい)と私がした会話は以下のとおり:
私:Barbourのジャケットはどこで買えばいい?
英:どこでも。ハロッズでもセルフリッジズでも。あぁ、ミツコシなんてどうだ。ヒースローなんて手もあるぞ。
私:いくらくらいするだろう?
英:そんなこと知らない。あれは成人した時に買ってその後ずぅ~っと着るんだ。私が買った当時の価格は今よりずっと安い。
16年経ったこのジャケットだが、今も特に問題はない。
しかしこの生地や表面に塗られたワックスの重苦しさと言ったら半端じゃない。前にも書いたが、関東平野の冬のピカーーンと晴れた明るい空には似合わない暗さである。私は、そんな日の昼間、これを絶対着ない。
作りの複雑な部分も、バッチリとメンテナンスしてある。
頑丈なジッパー部分。文字はBarbour、そしてよく見ると我が国が誇るYKK。しかしジッパーってそんなに複雑なものではないので、今じゃどこかよその国の会社が作ってBarbourに納めているかもしれない。
破損すればこのように修繕すればよい。長年酷使して来たことの証であり、誇り。これくらいの傷跡が似合うGarmentである。
で、そろそろこれを着るシーズンも終わる。さて、クロゼットにしまいこむ前に、今年はこれのメンテナンスをするかしないか。まあ、いろいろ書いてあること。やたら多いのがDO NOT。あれするな、これするなと書いてある。
メンテナンスはこんな作業だ。しかしこのYoutube、どう見ても聴いても北米である。撮影はBritsh Columbia州らしい。
Barbour Care。このワックスをジャケット表面に塗り込む必要がある。もしやるとしたら、エアコンをガンガンかけて室内の気温を高めにしてからやるのが望ましい。そうでないとワックスが固くなり、塗り込みにくい。
Barbour純正ワックスである。ここにも使い方についてうるさいくらいいろいろ説明してある。昔は「この純正ワックス以外を使うな、さもないとジャケットを傷める可能性がある」との記載があった。
それは本当かもしれないが、そうでないかもしれない。私はここ何年もオーストラリア製の安いものを使っている。こちらの方が塗りやすいからだ。それで何の問題も感じない。
数あるBarbourのワックスト・ジャケットの中で、Gamefairが良いのはその適度な長さと全体的な余裕、そして使われているコットンに重さ(厚み)があるからである。本来このジャケットはOutdoorの利用が主目的であり、長さと全体の余裕と頑丈さが必要だ。ところが世の中の一般のスーツやコートはその反対の方向に変化して来ていて、細く、薄く、短くなってしまっている。Barbourのワックスト・ジャケットも売れ筋はBeaufortとBedaleだ。乗馬用のBedaleは問題外としてもBeaufortでさえ短くなっていて、スーツの上に着るとスーツの裾がはみ出しそうである。おまけに細いので何だかパツパツだ。
しかし英国ではGamefairの復刻版が生産されている。これで安心だ!・・・と思ったがそうでもないようだ。サイズがこれしかないのだ(下の画像)。S、M、L、XL、XXL。
つまり単にこれは復刻版に過ぎず、本気ではないということだ。
例えば、Gamefair以上にヘビーデューティーなNorthumbria(いい響きだ!)は、今も健在であり、販売はこのように行われている(下の画像)。36から52まで2インチ刻みでばっちりである。本気で売るならこうでないと。本来はこうなのだ。因みに私のサイズは42である。もし次に買うとしたらNorthumbriaかな。かなり丈の長いモデルだ。
年数なりのヨレヨレ感があるが、そこはそれ、このジャケットの良さというもの。このジャケットを買う直前に、ある英国人(当時40歳くらい)と私がした会話は以下のとおり:
私:Barbourのジャケットはどこで買えばいい?
英:どこでも。ハロッズでもセルフリッジズでも。あぁ、ミツコシなんてどうだ。ヒースローなんて手もあるぞ。
私:いくらくらいするだろう?
英:そんなこと知らない。あれは成人した時に買ってその後ずぅ~っと着るんだ。私が買った当時の価格は今よりずっと安い。
16年経ったこのジャケットだが、今も特に問題はない。
しかしこの生地や表面に塗られたワックスの重苦しさと言ったら半端じゃない。前にも書いたが、関東平野の冬のピカーーンと晴れた明るい空には似合わない暗さである。私は、そんな日の昼間、これを絶対着ない。
作りの複雑な部分も、バッチリとメンテナンスしてある。
頑丈なジッパー部分。文字はBarbour、そしてよく見ると我が国が誇るYKK。しかしジッパーってそんなに複雑なものではないので、今じゃどこかよその国の会社が作ってBarbourに納めているかもしれない。
破損すればこのように修繕すればよい。長年酷使して来たことの証であり、誇り。これくらいの傷跡が似合うGarmentである。
で、そろそろこれを着るシーズンも終わる。さて、クロゼットにしまいこむ前に、今年はこれのメンテナンスをするかしないか。まあ、いろいろ書いてあること。やたら多いのがDO NOT。あれするな、これするなと書いてある。
メンテナンスはこんな作業だ。しかしこのYoutube、どう見ても聴いても北米である。撮影はBritsh Columbia州らしい。
Barbour Care。このワックスをジャケット表面に塗り込む必要がある。もしやるとしたら、エアコンをガンガンかけて室内の気温を高めにしてからやるのが望ましい。そうでないとワックスが固くなり、塗り込みにくい。
Barbour純正ワックスである。ここにも使い方についてうるさいくらいいろいろ説明してある。昔は「この純正ワックス以外を使うな、さもないとジャケットを傷める可能性がある」との記載があった。
それは本当かもしれないが、そうでないかもしれない。私はここ何年もオーストラリア製の安いものを使っている。こちらの方が塗りやすいからだ。それで何の問題も感じない。
数あるBarbourのワックスト・ジャケットの中で、Gamefairが良いのはその適度な長さと全体的な余裕、そして使われているコットンに重さ(厚み)があるからである。本来このジャケットはOutdoorの利用が主目的であり、長さと全体の余裕と頑丈さが必要だ。ところが世の中の一般のスーツやコートはその反対の方向に変化して来ていて、細く、薄く、短くなってしまっている。Barbourのワックスト・ジャケットも売れ筋はBeaufortとBedaleだ。乗馬用のBedaleは問題外としてもBeaufortでさえ短くなっていて、スーツの上に着るとスーツの裾がはみ出しそうである。おまけに細いので何だかパツパツだ。
しかし英国ではGamefairの復刻版が生産されている。これで安心だ!・・・と思ったがそうでもないようだ。サイズがこれしかないのだ(下の画像)。S、M、L、XL、XXL。
つまり単にこれは復刻版に過ぎず、本気ではないということだ。
例えば、Gamefair以上にヘビーデューティーなNorthumbria(いい響きだ!)は、今も健在であり、販売はこのように行われている(下の画像)。36から52まで2インチ刻みでばっちりである。本気で売るならこうでないと。本来はこうなのだ。因みに私のサイズは42である。もし次に買うとしたらNorthumbriaかな。かなり丈の長いモデルだ。