Reflections

時のかけらたち

アートにエールを ・・・・ Ale to Art

2020-09-12 18:13:13 | art


今日は1ヶ月に2回のベルカントレッスンの日。
天気のようにぼーっとした頭で出かける。
















今日も発生練習が半分で後半はラ・ボエームの「ムゼッタのワルツ」。このコケティッシュなワルツが大好きです。
発声では横隔膜を横に広げて姿勢を高くして、のども高くして歌うのが難しくて。息はずっと吐き続け、口は言葉を
変えるために動かすだけ。口は大きく開けるのではなく、口の中を広げる。少しずつ分かっていくのだろうけど、
つかんだと思ったことも忘れてしまう。日本語とイタリア語の違いも大きなネックとなっています。体で覚えるもの
だから何回も繰り返すしかないのでしょう。とにかく姿勢も大事。姿勢を良くしたいから始めたようなものなのだけど。
やっているうちに声がどんどん出てくるのがうれしい。

今日は東京都からの支援事業のお知らせです。コロナで飲食店や旅行会社のことはよく報道されるのですが、
アーティストも大変困難な時を過ごしています。日本では芸術に関する支援がヨーロッパなど比べて大幅に
遅れています。今回は活動の場を提供しただけですが、小さな一歩なのでしょう・・

公募で先生たちも第1回の募集に入れたとのことで、「アートにエールを!」というサイトに一人1曲だけだそうですが
アップされています。どうぞご覧になって支援してくださいね。何時も指導して下さる安藤先生とピアノの伴奏をして
下さる山畑先生のです。先生たちの声、本当に素敵です。


アートにエールを!  東京プロジェクト

文化の灯を絶やさないための緊急対策、芸術文化活動支援事業「アートにエールを!東京プロジェクト」第一弾を実施します。
この事業は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に伴い、活動を自粛せざるを得ないプロのアーティストやスタッフ等が
制作した作品をWeb上に掲載・発信する機会を設けることにより、アーティスト等の活動を支援するとともに、在宅でも都民が
芸術文化に触れられる機会を提供するものです。




国境を越え、時代を超えて世界中で愛されるモーツァルトのオペラ『フィガロの結婚』『コジ・ファン・トゥッテ』からの二重唱。
withコロナの時代に繋がる二人のソプラノユニットLe Dive!モーツァルトの音楽に思いを馳せて、透き通るソプラノの歌声で
クラシック音楽の普遍的な魅力をSTAY HOMEでお届けする。

Le Dive  (榎本真美  山畑晴子)
東京芸術大学卒業後、それぞれの道を歩みソプラノ歌手として活動していた二人が大学の同期生達とのSNSを通じて再会!
世界的に新型コロナウィルス感染が拡大し、音楽界では次々と公演の中止や延期を余儀なくされ、日常から文化や芸術が奪われる
悲痛な現状の中、懐かしい仲間たちと切磋琢磨し音楽と向き合ってきた熱い日々が蘇り、ソプラノ榎本真美と山畑晴子によるデュオ
グループ<Le Dive>が結成される。これまでには考えることのなかった「インターネット上で、且つリモートワークで音楽を配信
する」という新しい試みに挑戦する。 



安藤英市 / 不朽の名曲「ルビーの指環」イタリア語で歌う

以前からやりたかった日本歌謡曲のイタリア語化。コロナ自粛によってできた時間を信頼するピアニストとイタリアの友人に
手伝ってもらい、この制作に費やしてみた。日本では昭和の時代にイタリアのカンツォーネが原語や日本語でたくさん歌われて
いた。そのカンツォーネは令和となった今でも広く歌われ親しまれている。がしかし、日本の素晴らしい歌謡曲達がイタリア語で
歌われたのをあまり聞いたことがない。あの懐かしく華々しい昭和時代の誰もが口遊める歌謡曲にひと手間を加え、新鮮な響きで
このコロナ禍で鬱々とした日本を元気にしたい。



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イタリア語と往年の名作「鉄道員」 ・・・ Il ferroviere

2020-09-12 17:30:25 | movie
9月6日

イタリア語のレッスン。
1ヶ月に一度イタリアを感じに。今回は珍しく、前日に宿題をやって、復習もしました。何時も当日なのに。
今は比較と進行形をやっていて、こんなのを習ったのかしらと初めて見るような気持からだんだん思い出してきます。
レッスンで作文していて基本中の基本 essereの活用も?になって情けない。sonoは一人称単数の他、3人称複数だということが
すぐぴんと来なかった・・・(泣) 今まで復習とかしていなかったので、してみるとわからないところがわかりやっぱり
少しはまじめにしないと慣れて行かないと思いました。TVのイタリア語シチリアの旅編は楽しくて、たまに気がつくと
見ています。簡単な会話で気楽に見ることができます。今習っている張あさ子先生はまたラジオで10月から開始されるとのこと。
ニュースを題材にということです。前回はE-mail レターの書き方でした。



イタリア語の聞き取りが少しできるかと思って、TVでやっていた往年の名作「鉄道員」を録画しておき、数日前に
見ることができました。嬉しいことに単語はかなりわかります。日本語にこんな風に訳されているのだと違う単語になって
表現されているのが、イタリア語で聞けて得した気分になりました。

子どもの頃に見たこの映画。ギターを弾きながら亡くなっていく主人公のシーンと音楽ははっきり覚えていました。
悲しい映画なのに今回見終わって不思議な心の温かさを感じました。男の子や奥さんにとってはこれからどうやって行くのだろう
と心配になるのですが、クリスマスの夜に理不尽な扱いを受けてつらい立場だった主人公が友情や家族の愛情を取り戻し
幸せを感じて人生を閉じていく。しみじみとした思いが見るものにも伝わってきます。
イタリア人のこの人情感って、少し昔の日本人とは共通していると思います。もう40年も前になるかイタリアをローマから
北上した時も、親の子どもへの愛情をすごく感じました。この映画では家族を一生懸命繋げようと苦労する母親の姿も
印象的です。娘役のシルバー・コシナが素敵にワンピースを着こなしていました。



イタリアの社会派ピエトロ・ジェルミ監督の代表作。鉄道員として働く初老の父親アンドレアとその家族の姿を、幼い末っ子
サンドロの視点から描くホームドラマ。第2次世界大戦後のイタリア。ある日、アンドレアが運転する列車に若者が投身自殺
を図る。しかもそれが原因で衝突事故を起こしかけ、左遷されてしまう。一方、家庭では長女ジュリアが流産、続けて長男
マルチェロが家出をする。アンドレアは酒に溺れるようになり……。製作はフェリーニの「道」を手掛けたカルロ・ポンティ。

1956年製作/115分/G/イタリア
原題:Il ferroviere


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