Reflections

時のかけらたち

髪を切ると心が軽くなる ・・・ hair cut makes me relieved

2020-09-13 23:59:22 | a day in the life
そろそろカットと染に行かなくてはずっと思っていたけれど、やっと今日行くことを昨日決心して
予約電話を入れました。調べたら3か月ぶりでした。南青山にあるのでたいてい原宿から歩いて行きます。

今回は昨日ベルカントの時間に安藤先生がイタリアに留学していた時のお気に入りのピッツアのお店が原宿にある
ことを教えていただいていたので、カットの前に食事をするのにちょうどいいと思い、娘と一緒に原宿に行って
みることにしました。

久しぶりに行った原宿はまず駅が変わっていました。オリンピックのために駅を建て替えていたのでした。
前の古い駅の方が好きでしたが、何しろ人が多い駅なので、広げる必要はあったのでしょうね。今は観光客も
いなくて、なかなかすいていてずっと昔を思い出させるいい感じです。









Spontini というお店はジャニーズのショップの少し先にありました。












安藤先生がマクドナルドみたいな感じのお店ですと話していました。リストランテとかではありません。






ナポリピザとは違う厚い生地で底はカリカリでとてもおいしかったです。



ラザニアも取って、シェアしました。娘は以前友達と行ったことがあるということでしたが、ラザニアは初めてで
こちらもおいしかったです。

イタリア人の女の子も来ていましたが、カンツォーネがたくさん流れて懐かしくなりました。
ウィルマ・ゴイクの「花咲く丘に涙して」は好きな曲でした。中学や高校生の頃に流行ったカンツォーネです。
















帰り道にお店の看板をみつけました。
表参道から南青山に向かいました。娘は適当にウィンドウショッピングをして帰ったようです。



















お店に行って、髪を切り始めたらなにかとてもさばさばといい気持ちになってきました。
カットというのは何か変化を求める気持ちにも近いものがありますね。過去を捨てて・・
切りだすと途端に軽快な気持ちになるのは何でしょう・・

染めるので少し待つ時間があり、「和楽」という雑誌が置いてあったので見ていたら、
ノルウェイの薪ストーブの広告に下記のような言葉が載っていて、ちょっと発想の転換でした。

Norwaygian way of life
 時は過ぎゆくのではなく、やってくるもの

今でも時間に追われていて人生は過ぎゆくと感じることばかりでしたが、前を見るって、いいですね。

コロナでコンサートなどに行けなかったり、人と会って話すことが少なくなり、つくづく感じるのは
人間は心が通じること、心で触れ合うことを求めている動物だということ。
「天井桟敷の人々」の中での美しいせりふ、「人は心にともしびをつけたり、消したりして生きている」を
思い出します。



帰りに行くときに昔「くるり」というお店だったところが系列は変わらないのですが、「WAnocoto」という
和の体験型のショップになっていて、ウィンドウに飾ってあったコーディネートが素敵だったので入ったところ
置いてあった盆栽があまりにもかわいかったので、帰りに寄りました。



山形で育てているとのことですが、もみじを育ててみることにしました。
結構水やりとか大変そうですが、手の平の小さな自然、楽しみです。紅葉したり、他にサルスベリや、梅もあり、
ほんとうに花が咲くんですって。


Sep.13 2020 Harajyuku  ~ Aoyama
コメント (4)
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ヒントがたくさん・・ many tips

2020-09-13 23:39:33 | books


frozenroseさんのブログで谷川俊太郎の本が出ていて、私は「風穴をあける」を読んだような気がして、
探してみたら、同じ「ひとり暮らし」をみつけました。なつかしい「時のかけらたち」も発掘しました。
養老孟司の本は買ったことも忘れていたけれど線を引いてあったので読んだ記憶をおぼれながら思い出しました。
アルボムッレ・スマナサーラとの対話で仏教思想が話の中心です。

「ひとり暮らし」は今読むともっと切実で感じ方が違うと思います。
谷川俊太郎は同じ高校の卒業生で、どことなく親近感を覚えてしまいます。いつだったかうちの近くの駅で
黒いTシャツを着て人を待っていたところを見たことがあります。
新聞などに詩が載っていると書き留めたりしていて、気になる詩人です。


主人がしょっちゅう入院をしていたので、本を病院に持って行ったり、CDを持って行ったりしていましたが

谷川俊太郎の詩と写真がコラボしてできた本「あさ」やターシャ・チューダーの本を持って行ってあげた時、
看護婦さんにまで貸しあげて、後からお手紙をいただいたこともありました。







須賀敦子さんの「時のかけらたち」はブログタイトルのもとになった本です。

「ひとり暮らし」の帯に書かれていた言葉にほっとしました。今再び読んだら、たくさんのヒントを
もらえるような気がします。同じ本を年齢を経て読むと感じ方が違うかもしれないと近頃よく思います。

もうそんなに人さまのお役に立てなくてもいい、好きに残りの人生を楽しんでいいと思えるのが老人の特権
だが、それを苦痛に思う人もいるだろう。ひとりぼっちを受け入れることにつながるのだから。他人に
褒められなくとも、自分のうちから湧いてくる生きる歓びをどこまでもっていられるか、それが私にとっての
老いの課題かもしれない。どうせなら陽気に老いたい。



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