9月28日
我が国には、世界に卓越する工芸の伝統がある。伝統は、生きて流れているもので、永遠に変わらない本質を持ちながら、
一瞬もとどまることのないのが本来の姿である。伝統工芸は、単に古いものを模倣し、従来の技法を墨守することではない。
伝統こそ工芸の基礎となるもので、これをしっかりと把握し、父祖から受け継いだ優れた技術を一層錬磨するとともに、
今日の生活に即した新しいものを築き上げることが、我々に課せられた責務であると信ずる。
第67回日本伝統工芸展 受賞・入選作品
日本にまだこんなに続いている伝統工芸があることをうれしく思います。しかも古いところから新しいものを
生みだしても行っている。今回見た作品がシャープで現代を感じさせるものが多かったことも嬉しかったです。
まず、染織から見て、漆芸、陶芸の順番で見ました。着物は色合いも美しく、軽やかで新鮮でしたが、
今回見たかったのは藍田さんの作品や松原さんのものがあったからです。藍田さんは大好きな藍田正雄さんが
亡くなり、その後を継いだ藍田愛郎さんのものです。追悼のための作品展が工房で開かれましたが、遠くて
行くのをあきらめたことがありました。松原伸生さんは「もとじ」で展示してあった時に、少しだけお話した
ことがありました。私がいつも作品展を見ている松原さんとは違います。
藍田愛郎さんからのメッセージ
他には結構、袴用の織物など地味なものに目が行ってしまいました。
薄くて美しい花織もありました。上布も軽やかで素敵でした。どれも細かい作業でため息が出ます。
すてきなモンペと上衣のご婦人がいて、そこに来ていた方が自分で作られたのですかと聞いていたら、
ここで買った反物をしばらく単衣で着ていたそうですが、年を取られて動きやすいものに自分でリメイク
されたとのこと。縞のすてきな織物でした。初めて、伝統工芸展に出ているもののうち売り物があることを
知りました。赤くシールが貼ってあるものもありますが、店員さんに聞くと値段を教えてもらえます。
50万とかの声を聞きましたが、店員さんに伺ったら、若い作家さんとかは買いやすい値段のものもありますと
話していました。公募展の物を売るのかと驚きでした。もちろん売らない作家さんもいます。
暮らしを豊かにする日本全国の工芸がすたれないでほしいと強く思いました。こういうものたちは日本の力に
なります。
伝統工芸展に行きたいと思っていたら、もう最終日が近付いていました。日曜日は避けて、最終日となりましたが、
それほど混んではなく、ゆっくりと回りました。午前中はヨガのスタジオが今月末までで閉じてしまうので、
毎月曜日の朝、指導していただいていた小宮佐規子先生の最終回となりました。ヨガを続けていたら、何処かで
お会いできるかもしれませんねと最後のご挨拶。コロナで私の人生も影響を受けました。10月からはリモートを
強化した別のスタジオに行くことになりました。最寄駅でないので不便です。いくつかあったスタジオは2校を残し
閉鎖となります。
としちゃんのブログで新宿駅のメトロ食堂街が今月で閉鎖を知りました。再開発をするらしいです。小田急デパートも
そのうち建て替えになり、どういう形でデパートが存続するかわかりません。今デパートは食品売り場だけという
声も聞かれます。
いろいろと変わっていくのだな~といつまでも続くと思ったらそうでないことを知らされる日々です。
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ 消えかつ結びて、
久しく とどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし・・・です。
お気に入りのレストラン墨繪も閉店になりますが、近くの新宿センタービルに小さなお店が10月にオープンとの
ことです。最後にランチを食べてから日本橋三越に伝統工芸展を見に行きました。
最近のお友達とインドの手仕事がおまけです。
キーボードの近くで見ていてくれます。
裏が木綿、表がシルクと木綿の布が合わさり、刺し子が刺してあります。
ショールにも敷物にもなりそうです。
Kocari 10周年記念の掘り出し物でした。
おまけのおまけ
Kocari 10周年の記念お土産をいただきました。
ひよこまめのお菓子が珍しかったです。両方ともおいしかったです。
Sep.28 2020 Nihonbashi & Shinjuku
我が国には、世界に卓越する工芸の伝統がある。伝統は、生きて流れているもので、永遠に変わらない本質を持ちながら、
一瞬もとどまることのないのが本来の姿である。伝統工芸は、単に古いものを模倣し、従来の技法を墨守することではない。
伝統こそ工芸の基礎となるもので、これをしっかりと把握し、父祖から受け継いだ優れた技術を一層錬磨するとともに、
今日の生活に即した新しいものを築き上げることが、我々に課せられた責務であると信ずる。
第67回日本伝統工芸展 受賞・入選作品
日本にまだこんなに続いている伝統工芸があることをうれしく思います。しかも古いところから新しいものを
生みだしても行っている。今回見た作品がシャープで現代を感じさせるものが多かったことも嬉しかったです。
まず、染織から見て、漆芸、陶芸の順番で見ました。着物は色合いも美しく、軽やかで新鮮でしたが、
今回見たかったのは藍田さんの作品や松原さんのものがあったからです。藍田さんは大好きな藍田正雄さんが
亡くなり、その後を継いだ藍田愛郎さんのものです。追悼のための作品展が工房で開かれましたが、遠くて
行くのをあきらめたことがありました。松原伸生さんは「もとじ」で展示してあった時に、少しだけお話した
ことがありました。私がいつも作品展を見ている松原さんとは違います。
藍田愛郎さんからのメッセージ
他には結構、袴用の織物など地味なものに目が行ってしまいました。
薄くて美しい花織もありました。上布も軽やかで素敵でした。どれも細かい作業でため息が出ます。
すてきなモンペと上衣のご婦人がいて、そこに来ていた方が自分で作られたのですかと聞いていたら、
ここで買った反物をしばらく単衣で着ていたそうですが、年を取られて動きやすいものに自分でリメイク
されたとのこと。縞のすてきな織物でした。初めて、伝統工芸展に出ているもののうち売り物があることを
知りました。赤くシールが貼ってあるものもありますが、店員さんに聞くと値段を教えてもらえます。
50万とかの声を聞きましたが、店員さんに伺ったら、若い作家さんとかは買いやすい値段のものもありますと
話していました。公募展の物を売るのかと驚きでした。もちろん売らない作家さんもいます。
暮らしを豊かにする日本全国の工芸がすたれないでほしいと強く思いました。こういうものたちは日本の力に
なります。
伝統工芸展に行きたいと思っていたら、もう最終日が近付いていました。日曜日は避けて、最終日となりましたが、
それほど混んではなく、ゆっくりと回りました。午前中はヨガのスタジオが今月末までで閉じてしまうので、
毎月曜日の朝、指導していただいていた小宮佐規子先生の最終回となりました。ヨガを続けていたら、何処かで
お会いできるかもしれませんねと最後のご挨拶。コロナで私の人生も影響を受けました。10月からはリモートを
強化した別のスタジオに行くことになりました。最寄駅でないので不便です。いくつかあったスタジオは2校を残し
閉鎖となります。
としちゃんのブログで新宿駅のメトロ食堂街が今月で閉鎖を知りました。再開発をするらしいです。小田急デパートも
そのうち建て替えになり、どういう形でデパートが存続するかわかりません。今デパートは食品売り場だけという
声も聞かれます。
いろいろと変わっていくのだな~といつまでも続くと思ったらそうでないことを知らされる日々です。
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ 消えかつ結びて、
久しく とどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし・・・です。
お気に入りのレストラン墨繪も閉店になりますが、近くの新宿センタービルに小さなお店が10月にオープンとの
ことです。最後にランチを食べてから日本橋三越に伝統工芸展を見に行きました。
最近のお友達とインドの手仕事がおまけです。
キーボードの近くで見ていてくれます。
裏が木綿、表がシルクと木綿の布が合わさり、刺し子が刺してあります。
ショールにも敷物にもなりそうです。
Kocari 10周年記念の掘り出し物でした。
おまけのおまけ
Kocari 10周年の記念お土産をいただきました。
ひよこまめのお菓子が珍しかったです。両方ともおいしかったです。
Sep.28 2020 Nihonbashi & Shinjuku