12月11日
澄み切った青空の一日。義弟の十三回忌のために西多摩のお墓に法要に出かけて行きました。
お経の意味を説明してくださるといいのですが、まったく形式的な儀式でした。
法要後、お墓参りをして、あきる野の燈々庵で会食がありました。
お墓の文字、「空」は父が考えたとのことですが、何か今は心に響く言葉です。
仏教では「無」を意味するとか・・・ 青空が澄んでいて、その空につながり、広がりを
持つ言葉でもあります。両親のお墓参りも久しぶりなので、一緒にすることができてよかったです。
燈々庵の入り口にある、ギャラリーにはいつもすてきな器が並べてあり、欲しくなって
しまいます。
先付・・・葱すり流し 銀杏
前菜・・・限りの月大台旬菜各種盛り込み 法蓮草浸し 勾玉豆腐 沼田和え 合鴨燻製 蕪甘酢漬け 牛蒡旨煮 南京栂ノ尾煮 蒟蒻辛煮
お椀・・・清汁仕立て 丸大根 椎茸 京人参 軸大根 柚子
造り・・・旬魚三種盛り あしらい一式
焼物・・・岩魚唐揚げ 白髪葱 甘酢餡
煮物・・・海老芋含ませ煮 京人参 春菊 柚子
止肴・・・温州和え 水菜 大根 セロリ 蟹身 とんぶり
止椀・・・田舎味噌仕立て
飯・・・・山芋ご飯せいろ蒸し 香の物 糠漬け
水物・・・オレンジヨーグルトプリン 蜜柑 苺 薩摩芋のお汁粉 ナッツ
一つ一つ丁寧に作られた懐石料理です。葱のすり流しは初めてです。
軟らかく煮た丸大根がおいしかったです。
海老芋、家ではなかなか手に入らない素材で、おいしくいただきました。
むかごも入った山芋ごはんせいろ蒸し。
デザートのヨーグルトプリンも、さつまいものお汁粉も程よい甘さでさわやかでした。
亡き義弟の弟にあたる人がとてもお話が面白くて、今回もイタリア人の話しで懐石料理をいただいて、
「おいしいけど、前菜ばかりでいつメインが来るの?」と言ったというのに笑ってしまいました。
今、若いころにやっていたクラシックギターを再び習い始めて、演奏を楽しんでいるとのことでした。
妹さんももう80歳を過ぎているとのことですが、帽子にマイケル・ジャクソンのバッチがついていて
かなりユニークな方でした。健康寿命ならぬ、貢献寿命という言葉があることを教えていただきました。
おいしい食事と会話を楽しんだ会でした。妹が連れ合いの若いころの写真を持ってきて
結婚する前の家族と一緒の写真だったので、好きな写真を持って行ってもらうように
していました。
もう何十年も経つのかしら・・・ 中学の同級生と一緒に初めて燈々庵に来た時を
思い出します。みんな元気にしているのかしら?
今ブログで検索したら、2008年のことでした。14年前のことだったのですね。
Dec. 11 2022 Akiruno