11月13日
今回の奈良・京都の旅行の目的は、山の辺の道、正倉院展、京都の紅葉(厭離庵)でした。
娘は石上神宮もポイントでしたが。
正倉院展はすべて時間指定予約ですので、事前にチケットを取って、13日の朝一で入りました。
【第74回正倉院展】奈良国立博物館研究員が解説
天平人の美のセンスを堪能!「第74回正倉院展」の見どころを奈良国立博物館長に聞きました
ホテルの部屋から興福寺が見えます。
和食の朝食を早く済ませて、奈良公園を散歩しながら国立博物館に向かいました。
小鹿もいてかわいかったです。
興福寺は長い間修復工事が行われていましたが、やっと終わってすっきりとしていました。
車の通りが結構ある道路があるので、鹿がうまく渡れるのか心配になってしまいます。
ゆっくり歩いてやっと国立博物館に来ました。
チケットは開館と同じ時間で9時の回です。かなり早く着きましたが、すでに列が少しできていました。
正倉院展は以前日帰りで行ったこともある魅力的な展覧会です。一度東京で皇室か何かの記念で大々的に
開催され、代表的なものもたくさん公開されたこともありました。今回はたまたまホームページで見て
素晴らしいものが公開されることを知り、行ってみてもいいと思っていたところでした。
早く入ったので、込み合う前にゆっくりと見たいだけ見ることができました。
正倉院の宝物は聖武天皇や東大寺関連のものが中心で、最も当時のレベルの高いものが集められています。
私は今まで西域や中国から渡ってきたものも多いと思っていましたが、宝物の95%は当時の日本で作られた
物であることを知りました。中国から学んで作られたと思いますが、素晴らしい工芸品の数々でした。
今回はアクセサリーなども素晴らしく細かいものもあり、当時の日本人のセンスの良さをつたえていました。
また特に面白かったのは古文書。几帳面な字で書かれた、食料の配布リストや決算書、予算書、住民名簿など
ずいぶんときちんと管理されていたのだなと思いました。日本人ってやっぱりきっちりしていたのかしらと
感心しました。
この時代の鳥の模様が好きです。
「とりよろふ」の八弁唐華(やべんからはな)の帯を思い出しました。加藤 寛司さんも万葉の世界に
強くひかれた方だったのですね。
キュートなものがたくさん詰まった展覧会でした。
見たあとは近鉄奈良駅から西ノ京に向かいましたが、駅には正倉院仕様の特別電車が入っていて
びっくりしました。
Nov. 13 2022 Nara