今日はベルカントの体験の日で、その後追加のレッスンもあり、体調もあまりよくないのでグッタリでした。
大分歌いなれてきたのですが・・・
写真は熊本県の山奥のひなびた温泉からです。
1月26日
阿蘇を回って、杖立て温泉についたのはもう4時近くになっていました。
山奥の風情のある歴史のある温泉です。杖立温泉は私の最初の計画には入っていなかったのですが
友人が良さそうだよと薦めてくれました。昭和レトロ感の漂う温泉は、人影も少ないのですが、面白い場所でした。
数多くの神話や伝承が物語る1800年の由緒ある歴史
湯に入りて、病なおれば
すがりてし、杖立ておいて
帰る諸人
弘法大師
杖立温泉で愛されるこの一句。
平安時代の初めに旅で訪れた弘法大師空海が、
温泉の効能にいたく感銘して詠んだと言われるもの。
持っていた竹の杖を立ててみたところ節々から枝や葉が生えてきたことから、
「杖立」という地名もついたと言われています。
そもそも、ここ杖立温泉のはじまりは1800年以上前の仲哀天皇の時代に遡ります。
仲哀天皇の御子をみごもっておられた神功皇后が、筑前の宗像で産気づきます。
その時現れた白髪の老人が「これより東南に川をさかのぼると霊泉がある。
これを汲み産湯に用いれば皇子は千歳の寿を保たれるであろう。」と告げたそう。
それを聞いたお付きのものが、険しい山々を越え一筋の湯気を見つけ皇后のもとへ持ち帰り、
産湯として奉ったこの霊泉こそが杖立温泉。
そして生まれたのが後の応神天皇だったと伝えられています。
数多くの文化人が常宿として親しんでいたり、
映画や音楽のロケ地として愛される絶好の雰囲気をもった温泉街です。
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・・・これほど独特の雰囲気をもった温泉集落の景観が楽しめる町は珍しいでしょう。
山道を抜けて杖立川の渓谷が見えると、川を挟んだ町のあちらこちらからのぼり立つ湯けむり。美しい川のせせらぎが
旅情をかきたてます。はるか昔から泉質の良さが評判となり「湯治の街」として愛され、昭和のはじめには「九州の奥座敷」
として歓楽街としてのにぎわいを見せました。
平成に入るとその華やかな盛り上がりは衰退していきますが、いまもその名残をあちこちで感じることができます。そしていま
さまざまな歴史を受け継ぎながらも由緒正しい温泉街として静かに息づいています。
杖立温泉のホームページより
翌日の交通をチェック
私たちが行くのはいつも交通手段もほとんどないひなびた場所ばかりなので一つ逃すと
大変なことになってしまいます。
創業140年以上の泉屋旅館に宿泊。荷物を預かってもらって近辺を散歩しました。
対岸にかわいい鳴き声のジョビ男を発見。
ハクセキレイも・・・
ジョウビタキやハクセキレイに会えてよかったです。
「背戸屋(せどや)」と呼ばれるノスタルジックな路地裏散策へ
パンフレットで見たプリン屋さんは閉まっていました。
路地があちらこちらへ・・・
友人はこの先へ探検に行っていました。私は上る気がせず・・・
夕食も程よい量でおいしかったです。旅館の料理は盛りだくさん過ぎてもう入りません。
てんぷらがついていなくて良かった。
熊本の牛肉は柔らかくてとてもおいしかったです。阿蘇の方の赤牛と言われているものらしい。
ほうじ茶プリンもおいしかったです。プリンが有名な場所らしい。湯布院とかのプリンも時々東京でも
売っていたりします。
温泉は古くからの蒸し風呂があったり、いろいろあって面白かったです。
露天風呂は寒かったけれどたくさんの星が輝いていて、星空のもと宇宙を感じて入る
温泉はとても素晴らしかったです。
地元の人たちに会い、黒川温泉より、杖立が好きと話していました。黒川温泉は観光地としては
成功している場所ですが、この古いままの温泉も素敵でした。
Jan. 26 Tsuetate (Kumamoto)
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