Reflections

時のかけらたち

Kathleen Battle Something to Sing About

2017-10-20 23:39:32 | music
キャスリーン・バトル プレミアム・ナイト

Kathleen Battle Premium Night
Something to sing about!!!



ソプラノ:キャスリーン・バトル
ピアノ:ジョエル・マーティン
曲目 ヘンデル:オペラ『セルセ』から「オンブラ・マイ・フ」
シューベルト:あらゆる姿をとる恋人 D558
シューベルト:夜と夢 D287
シューベルト:ます D550
シューベルト:糸を紡ぐグレートヒェン D118 → 若い尼 D828
メンデルスゾーン:新しい恋
メンデルスゾーン:歌の翼に
ラフマニノフ:夜の静けさに op.4-3
ラフマニノフ:春の奔流 op.14-11
リスト:ローレライ
オブラドルス:いちばん細い髪の毛で
トゥリーナ:あなたの青い目
ガーシュウィン:オペラ『ポーギーとべス』から「サマータイム」
ミュージカル『ザ・ショー・イズ・オン』から「バイ・シュトラウス」
ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』から「私のお気に入り」
ハッシュ(黒人霊歌)
私の小さなともし火
天国という都
証人 → 馬車よやさしく

アンコール

黒人霊歌:あなたもそこにいたのか
黒人霊歌:Over My Head I hear Music in the Air
黒人霊歌:流れよ、うなるヨルダン河よ
黒人霊歌:水の中を歩け
黒人霊歌:天国は麗しい場所
山田耕筰:この道
黒人霊歌:幼きダヴィデは竪琴をかき鳴らし
黒人霊歌:Two Wings
黒人霊歌:馬車よやさしく

 

大好きなソプラノ。
前回キャンセルのため行けなかったことを思い出し、1週間を
切ったところで急遽申込み。チャーミングな声の一言。
あの結婚式の時、オンブラ・マイ・フで父と腕を組んで歩いたバージンロード。
今のことのように思い出す。祖父や両親、主人、亡くなった人たちが身近に
感じられ、悲しくなる。
それよりずっと前に亡くなった祖母まで。

1曲目オンブラマイフですでに涙こらえる。
「夜と夢」や「いちばん細い髪の毛」でなど聴かせる曲が続く。
アンコールで日本の曲「この道」を聴いて、彼女の生きてきたこれまで
そして自分のこの道をふりかえる。ディーバ絶頂期のメトからの解雇。
華やかな舞台からは引いていたことを知り、そして昨年復帰を果たしたことを知る。
ラフマニノフの歌曲もとてもよかったけど、アンコールに期待したヴォカリーズは
聴くことができずに残念。

歌声は変わらず美しく、彼女自身も年を取ってしまったけれど
変わらぬ美しさだった。声量はそれほどあると思えなかったけれど、歌うにつれ
声が伸びて行った。黒人霊歌やspritualもすごくいい。リズム感もあるし。
ピアニストとは神経質にやり取りをしていた。せっかちはピアニストは
拍手がまだ鳴り止まないのに次の曲に入り、注意されていた。
カレーラスとそのピアニストは呼吸ピッタリだけど・・

長い旅をして疲れたような感じがした。キャスリーン・バトルを聴いていた時代から
30年以上経っている。

会場はまだ少し人の入るような感じだったけれど、ディーバの復活を喜ぶ人たちの
スタンディング・オベーションに囲まれて、終わることのないようなコンサートだった。
アンコール9曲。

席を立つときに隣にいたブラボーおじさんが、本当にすごかったと
私に語った。
生で聴いたキャスリーン・バトルは透明感のある美しい声で、カラヤンが目をつけたのも
わかるような気がする。ホセ・カレーラスもカラヤンに育てられた感じがするし。
カラヤンってそういう目がすごいと思う。
この上なくチャーミングなソプラノ。
私より1歳年上だったこと知る。自らまいたこととはいえ、メトを追われて
苦労したと思うけれど、そういうことを全く感じさせない。

暖かさに包まれた本当に素敵なコンサートで、1週間前に決断して良かった。
席は全部埋まっていたわけではなかったけれど、彼女を待った人たちに
囲まれたという感じ。



                       


キャスリーン・バトルが22年ぶりにMETに復帰 -「待つだけの価値あり」
Anthony Tommasini
(2016年11月14日 ニューヨーク・タイムズ紙)

(前略)去る日曜、バトルは現在の総支配人ピーター・ゲルブに招かれてMETに復帰した。
(中略)68歳のバトルの歌唱は、並外れた溌剌さと美しさを湛えていた。思い起こせば、
オペラ歌手として全盛を誇った頃のバトルの声質は、ゾフィー役(R.シュトラウス《ばらの騎士》)
やスザンナ役(モーツァルト《フィガロの結婚》)にうってつけの軽やかなリリック・ソプラノである。
しかし同時に、バトルの歌い方は極めて明瞭で華やかであったから、その演奏は、ふくよかながらも
良く通る響きと、燦然たる存在感を兼ね備えていた。去る日曜のバトルの歌唱は、そうした絶頂期の
特長を押しなべて留めていた。時折、息苦しそうなパッセージや、かすかな疲労の気配が目についたが、
バトルの声は総じて見事に響いていたし、何より、美しい高音は健在だった。
(中略)筆者が特に感銘を受けたのは、彼女がピアノとのデュオで披露した黒人霊歌で、なかでも
《天国という都》では、「約束の地」への憧れ、悲哀、そして子どもを彷彿させる天真爛漫さが、
感動的に織り交ぜられていた。バトルは今もなお、骨の髄までプリマドンナである。(後略)


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眺めのいい飲茶 ・・・ Yumcha with an excellent view

2017-10-18 23:59:47 | dish


元の職場の勤め始めた頃一緒だった友達とは年に2回くらい
ランチをするように心がけています。音楽好きな友達とはたまに
コンサートをご一緒するくらいです。
まだ現役で仕事を続けている会計士の友人と、闘病生活が続く友人。
音楽もお茶も写真も好きな彼女ですが、膝が曲がらないのでお茶はあきらめたと
言うお茶が似合う彼女です。いろいろな病気が続き、すごく度胸が座っているのに
驚きを感じずにはいられません。静かな中ににすごいパワーを秘めています。
ヴォランティアと家の中にいてもやることがたくさんあるという彼女。
音楽会に行く以外は外出もあまりしないようなので、年に2回くらいはランチをゆっくりと
したいですね。会計士の事務所をしている友人も遊ぶ暇が全くありません。
今回は以前、シャンソン歌手の杉田真理子さんのブログにご褒美として載っていたすてきな
飲茶のお店を候補の一つとして推薦しました。以前ネットで同じ食器の店をみつけてお店を
わりだしていたところです。皇居が目の前に広がり、驚きの素晴らしい眺めです。
キーワードは皇居を眺めて食べる飲茶。
丸ビル37階にある家全七福酒家SEVENTH SONという繊細な味の中華料理店です。

会う前日また真夜中のケーキ作りで12時過ぎからケーク・オ・シトロンを作り
切り分けてプレゼントにしました。とても簡単に作れるのがいいです。初回成功、2回目は思ったより
防腐剤不使用のレモンの皮がにがかったのでちょっと・・3回目初心に戻り、さらに上手に
調節できるようになりました。(うちの作り付けのオーブンの火加減が難しくて、上、下、上下ヒーターと
変えながら・・)料理って慣れすぎても失敗するし難しい。




















お店に入り、案内されたテーブルからの予想以上の素晴らしい眺めに驚きました。
ネット予約の会の目的を誕生祝にしたからかしら?
どう見てもいちばんいい席!
いつも行く東御苑や、武道館、イタリア文化会館まではっきりわかります。
写真だとイタリア文化会館の赤みがかったビルがわかりにくいですが、肉眼でははっきりと見えました。




国会議事堂と周りに法務省をはじめ省庁群。日本の政治の中心地。
車だと桜田門をぐるっと回っちゃうので議事堂は見えていません。最高裁とかはいつも車から見ていたけれど。




正面に宮内庁が見えます。乾門通り抜けの時はこちらから入ります。




国会議事堂をもっとアップにして。
ここでちゃんとした話し合いをしてほしいです。
左にレトロな法務省。




東御苑方面をアップに。奥が九段。


お料理は平日限定飲茶コース

・前菜
・本日のスープ (+648円で名物 フカヒレ入りスープ餃子に変更)
・本日のおすすめ点心4品
・五目炒飯 又は 上湯スープ麺
・本日のデザート



前菜



フカヒレ入りスープ餃子
スープが何ともいえずおいしくて、洗練された中華料理とはこういうものだとわかりました。
本店が香港、他上海、北京、東京、大阪ににお店があります。麻布十番の中国飯店 富麗華(ふれいか)、幡ヶ谷の美虎(みゆ)
を超えているかもしれない。
とにかく中華もこんなにデリケートなものだと初めて感じました。







蒸し物が3点と、春巻き。 春巻きには大きな海老が入っていました。
あと撮り忘れたけれど、チャーハンは普通でした。皆さんはつゆそはでした。




タピオカのデザート。




お誕生日スペシャル。さつまいもが入ったお菓子でした。








会計士の友人は首から手首まで痛くなって、午前中に整形外科に行ったけれど順番が回ってこないので
こちらに抜け出し、また午後病院に行くことになっていましたが、それでもかなりゆっくりとして
話しながらいただきました。


残された二人は丸ビルの地下で珍しいロシアのブレーバーティを買って帰りました。
革命の時にパリに逃れた人が始めたものです。










入れ物がかわいくて、アナスタシア(アールグレーにさらに少しほかの香りが付いていました)とフォーレッドフルーツという
フレーバーティを買いました。ちょっとしたぜいたくです。

それで後はKITTEの中央にある休憩スペースでおしゃべりして帰りました。テイクアウトでお茶を買って飲もうかと思ったけど
そこの休憩所は飲食禁止でした。

Oct.17 2017  Marunouchi  

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秋が始まった井の頭へ ・・・ Inokashira park coming of autumn

2017-10-18 21:33:49 | seasons
昨日元の職場のほぼ同期の友人と久々のランチで、帰ってからも家で生協から届いた
四方竹でたけのこご飯を作り食べすぎました。体がとても重くなって、今日は銀行に行って、図案を写す作業を
してから散歩だと思い、久々に「そうだ井の頭に行こう」と出かけることにしました。
今日は昨日の眺めのいい飲茶を載せる予定でしたが、井の頭に行こうと思って、トントンを誘ったところ
緊急事態であったことを知り、今日井の頭の秋を載せることにしました。
トントンが毎日ブログをアップしないと心配になると思いますが、物理的にそういう状態にいるだけなので大丈夫です。
数年前井の頭でバッタリ会った時も同じ状況でした。すぐまたブログをアップすることができるようになると思います。



出かける前にカメラが動くかどうかテスト。




しっぽを巻いて、暖かそうに寝ているブルー。





午前中に銀行に行った時に、髪のピン止めのように一輪だけ咲いていたさざんか。




午後井の頭公園に行くために反対側の道を歩けば、ハナミズキの葉っぱがこんなに赤くなっていました。
春は芽が出て花が咲くのを楽しみにして、いつも季節を先取りです。













井の頭はほのかに色づいていました。
午前中は昨日までの12月の気候と変わり、久しぶりにお日さまが出て
明るかったですが、3時も過ぎると日が陰って、寒さも戻ってきました。






































遠くにいたアオサギが飛び立ちました。














































































途中でシャッターが動かなくなったのでカメラからスマホに変えて・・
早く次のカメラを用意しないと・・・・


帰りにCoffee Talk と言うお店でティラミスを食べようかと思ったけど
お店がお休みでした。





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秋の北鎌倉で ・・・ walking around Kita-kamakura in early autumn

2017-10-16 23:07:09 | a day in the life
10月9日のブログ 鎌倉の花の寺 東慶寺へでお花を紹介した日のスマホ景色編です。
今回はカメラの調子も悪いので、ズームレンズを持って行きませんでした。

東慶寺と近くの古民家ミュージアムの作品以外です。作品はカメラNGなので
あるばとろすさんが写真をネットからみつけて公開してくださっているのを見ていただければ
と思います。ミュージアムに作品がとても良くあっていました。

鎌倉駅近くのいわゆる小町通りの方じゃなくて江ノ電の方の出口を出てすぐのpoco a poco にブーツの修理を
持って行って、少し皮製品の話をしてから、近所で早めの昼食を取って北鎌倉に逃れました。
とにかく鎌倉は異常な人出でした。海外からの観光客も増えていました。



ランチを食べたお店は妹がカキフライがおいしいと言っていたお店ですが、まだやっていなくて盛り合わせを注文。
壁には棟方志功の版画がいくつか掛けてありました。





北鎌倉は人がぞろぞろいましたが、でも鎌倉駅のように駅から出るのに時間がかかるほどは
混んでいませんでした。

目的地の東慶寺にまっすぐ向かいました。
入口にシュウメイギクやホトトギスがたくさん咲いていていました。花の写真は10月9日のブログをご覧ください。、












奥に進むと聞いたことのないような鳥が鳴いていました。













お香の会か何かやっていたようです。








円覚寺の方に戻り、線路を渡って古民家ミュージアムへ。そこでは絞り染めのコレクションが開催中でした。
展覧会の模様はあるばとろすさんのブログで詳しい説明があります。






















100年以上たっている家で、2階に行くとみしみししてちょっと危ないかも。
作品も一緒に撮りたかったけれど・・・


喉が渇いたので近くのギャラリーでコーヒーをいただきました。
誰もいなくて静かでよかったです。






メインの通りに出たところにもおしゃれなカフェがありましたが、混んでいる上に、
値段がギャラリーの倍近かったです。ランチが意外と高かったので調節。

今回は早めに退却しました。

Oct.9 2017 Kamakura & Kita-kamakura

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楽しいイタリア語 ・・・ enjoy Italian language

2017-10-14 23:59:54 | my favorite
今日は最初の予定だと今1か月オフの職場の運動会で
子どもたちを40分見てからヨガに行って、そのあとで職場の同僚と
ランチをして久しぶりのおしゃべり。そしてイタリア語だったけど、
朝起きられなくて、ヨガからスタート。イタリア語の宿題も初めて
やって行こうと思ったけれど朝する時間もなく・・

昨日は一日クローゼット一つ分をほとんどからにするような
大仕事で一日家にいたせいか、今日のヨガは気持ちが良かったです。
特に呼吸が深く肺に入って、とても気持ちが良かったです。
主人の闘病生活のせいか亡くなった後の健康診断で
血圧が異常に高くなっていたので、降圧剤と何か運動で健康を
保たないといけないと思って始めたヨガでしたが、昨日だったか
NHKでヨガのことをやっていて、ストレスや高血圧に効くと
話していて、まちがった選択ではなかったのねと思いました。
とにかく運動苦手な私はマイペースでできるものでなくては
ダメで、初めてスタジオに行った時にすごく汗をかいて
いい運動になるのだと気に入ったものです。
心と体を繋ぐところも好きです。

そのあとのランチでは私は継続するには1か月間を空けなくては
いけない区の仕組みで自由な時間を過ごさせてもらっていますが
彼女は毎日大変な中で仕事をしていて、とても大切な仕事なので
ご苦労様と言う気持ちです。どうも保守的な世界で何とか働く
人たちが気持ちよく働けるようになってほしいです。ある意味
私が以前いた職場に比べて世界が狭いです。閉ざされています。
パーソナリティによるのでしょうが、一時代前にいるようなそんな
感じがするのはどうしてなのでしょう。コミュニケーション不足に
問題があるのが一つです。それだけ余裕がないのだとも思います。

彼女とは不思議なご縁で私の通っていた高校の近くに住んでいて、
お父様が高校の火事(放火)の時の担当刑事、そしてT高校の
お友達もたくさんいて、彼女の高校は母と娘が行った大学の
付属高校でした。とても偶然がいっぱい重なって・・

ランチの後、近くのレトロな喫茶店で、初めてイタリア語の
宿題をしました。このお店はコーヒーだけしかないようなお店ですが
ほんとうにおいしいのです。以前フェリチッシミに行った際に
帰りにお茶したところです。



宿題をやりながら、美味しいコーヒーを飲んで、音楽はベートーヴェンが
かかっていました。以前来た時も確かそうでした。ベートーヴェンが好きなのかなと
思ったけれど、単にFMかなにかのクラシック番組だったようです。

イタリア語は相変わらず楽しくて、先生がすごく導入の仕方が上手なのだと
思いました。NHKラジオでイタリア語のE-mail作文を3か月担当していましたが
ほとんど聞くことができなかったけれど、歯切れのいい番組でした。
テキストは日伊協会で使っているのと、NHKのを合わせて使用しているようでした。
できるだけ文字に頼らずオーラルで自分の力でやらせようとしています。
語学も年取ると頭の体操と言った感じで楽しいですね。できないからよけい脳の活性化に
なるのでは。

レッスンもかなり時間をオーバーして、何しろ遅れて、飲んでから来た人もいて
口が滑らかでよく回ること。





レッスン後の音楽を聴きながらのスプマンテも楽しくて。
パートナーの学会参加について中国やインドを旅してきたフェリチッシミのオーナーさんの
話しも少し聞いたりして。日本酒も取り揃えて、今度日本酒の会をするらしいです。
それもまた楽しみ。彼女のパワーにも驚くばかりです。
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心に留めておくこと ・・・ remind

2017-10-13 23:11:29 | a day in the life
先ほど報道ステーションでカズオ・イシグロについて福岡伸一が
語っていたのを断片的に聞いた。
記憶を扱った問題提起。記憶を掘り起し、それに対してどう立ち向かうべきか
歴史修正主義がはびこる現代にノーベル賞を取る意味があった。
どうして村上春樹より先にとったかというと記憶を取り扱っているから。
福岡伸一は政治家にこそ読んでもらいたいと語っていた。

私もカズオ・イシグロは「日の名残り」が映画化されたことくらいしか
知らなかった。時々新聞に書いていたコラムは読んではいたけど。

今日は一日家にいることができたので、半日図案に取り組み、午後は衣類の
整理をして、大きな段ボールと中くらいの段ボールに着ない服を入れた。
私のクローゼットを娘に明け渡すことにしたので。私のは寝室の片面に作りつけの
ものだけに縮小することにした。

その布を手に取れば、新婚旅行の時に着て行ったコートや、ワンピース。
育児休業を取ってから復帰したときに着て行ったスーツ。人生の折り目の
いろいろな思いがよみがえってくる。そういうものって簡単に捨てられなくて。
でもやっぱり着るものだけを置いておけばすっきりする。
断捨離と言う言葉は好きじゃないけど。モノは思い出をはっきりと思い出させる
けれど、なくてもしっかりと覚えていなければいけない。

愛情の証としてもらったものも、物がなくてもその気持ちはしっかりと胸に
刻んで。祖父からもらったメイプルリーフのコインを手放した時に思った。
偶像崇拝じゃないけど・・物がなくても心の中に。

安藤忠雄の展覧会が新国立美術館で始まった。見に行きたいと思ってみていたら、
ディーンがなんとオープニングに駆けつけていたのね。今日日曜日の大阪のFMを
タイムフリーで聴いていて知った。そういえばインスタに光の教会の写真が載って
いたっけ。大阪つながりの人々。



安藤忠雄は癌で摘出手術をしたとのことで心配な状況です。


今日はもう早く寝ようと思ったけれど福岡さんの言葉を書き留めておきたかったので
かけらを繋ぎ合わせた。


写真は誕生日に戻って、朝ソファーにやって来たブルーを撮ろうと思ったら
あっちに行ってしまった。








鎌倉の景色や古民家ミュージアムの建物の写真や秋の軽井沢も続きを載せないといけないのだけど
なかなか進みません。




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on my birthday

2017-10-12 23:55:17 | a day in the life


Thank you, Patty!

他SNSなどでbirthday wish を送っていただきました。
いつもながら驚いてしまいましたが、ありがとうございます。

今日は以前の職場が転居する前にあった場所の近くの
ブティックにバースディ・プレゼントを受け取りに行って、
おしゃべりをしてから、銀座のギャラリーまでAico展を見に行きました。



























































宇宙文字がいっぱい。




みつばちが減少しているとか。ミツバチがこの世からいなくなったら人類もおしまいとか。
それだけ自然を表しているミツバチ。ミツバチの羽音と地球の回転
みつばちの大地は岩波でやっているときに
見損ないました。














これはギャラリーのカレイド・スコープショップのところに置いてあった以前の作品です。


夕飯は子どもの頃のお誕生日と同じようにカレーにしました。
飯田深雪さんの復刻版にしようかと思いましたが、キーマカレーにしました。
後は東京エントツのスフレで。ささやかなお祝いです。

今日カジモトからのお知らせメールでキャスリーン・バトルのコンサートの詳細を知る。
来日はなんとなく知っていたけれど、突然行きたくなって、来週のコンサートをネットで申し込んだ。
確か10年近く前だったか1回きりのコンサートが企画されて、チケットを買ったけれど
キャンセルになったことがあった。
22年前METを解雇になって、昨年MET復帰コンサートがあったことを知った。
若い頃大好きなソプラノだった。生で聴くのは初めて。30年前の歌声しか知らないけれど
楽しみです。




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辻井伸行のプロジェクト ・・・Nobuyuki Tsujii with London Phil.

2017-10-11 23:49:21 | music
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
10月11日(水)

東京文化会館 大ホール

アーティスト
指揮:ウラディーミル・ユロフスキ
ピアノ:辻井伸行




曲目
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調Op.18
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調Op.64


アンコール
辻井 ラフマニノフ前奏曲 作品32-12
ロンドン・フィル チャイコフスキー 歌劇 エフゲニー・オネーギンよりポロネーズ


初めての指揮者でなんだか不思議な感じがしました。
あまり入ってこない音楽だったけど
チャイコフスキーは面白かった。
辻井君の音楽はまるで心を水面に映しているような
キラキラと純粋な感じがして、ピアノがもう体の一部のよう。

チャイコフスキーの5番は時々演奏される曲だけど
今回のは不思議な、大理石から彫っていくと音楽が見えてくるような
そんな感じがしました。中によく知っている曲が隠されていて
少しずつ表れてきて、最後に全容を現すような・・ だんだんクリアで
シャープになっていく。




直前のロンドンでのリハーサル風景
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秋をいただく (10月の星岡)・・・  autumn in dish (Hoshigaoka in Oct. 2017)

2017-10-10 23:56:54 | dish


今日は星岡10月の講習会の日です。
今日も頑張って着物を着ました。隣ではお茶の講座もやっているので
和服が全く違和感のない世界です。
これもあるばとろすさんのおかげです。



思ったより暑くて単衣用のこげ茶の長襦袢と思っていたのですが、
夏用のローズカラーの長襦袢に袖はシーズン用に付け替えました。

着物は帯で有名な京都まいづるの三眠蚕の小紋。この着物を見たときに、紬以外でこういう着物が好きだったと
気が付いた和服です。
帯は花織で今治の呉服屋さんがやっているリサイクル店の新品です。2年くらいしまいっぱなして
初めて締めたのですがとても締めやすく、かわいく、懐石料理の講習会には重すぎなくて
いいかと思いました。
夏っぽい日だったので夏用の帯揚げはとみひろ、帯締め・帯どめは池田。
今日、いけだに電話をしたので、久しぶりにHPを見たら、やはり素敵なコーディネートが
たくさん出ていました。やっぱり他とは違う感があります。自分に合うかは別として
個性的だと思います。
星岡では今日は隣の部屋で茶事教室をやっていたし、和服は全く違和感がなく、特別ではありません。
毎月、ミニ茶事や月釜があり、一度参加してみたいと思っています。目標は夜咄の茶事。


















前 菜  いかのかりんとう揚げ
     はんぺん白菊揚げ
     こんにゃく炒り煮
椀 盛  吹き寄せつみれ椀
焼 物  鶏肉巻き焼
煮 物  にしんむし煮
和え物  たらこ 千切芋紅葉和え
ご 飯  まつたけご飯
























料理の中に秋がたくさん感じられ、至福の時です。
今日はいわしのつみれを蒸して椀だねにしていましたが、こんなに滑らかないわしのつみれは食べたことがありません。
西京味噌を合わせているのですね。また鰊は柔らかく、程よい甘さでこれが家でできれば最高です。
帰ってから夕食の一品で家にある材料で習ったことをアレンジして、千切り山芋の明太子がけを作りました。

最近星岡のメニューもとてもいいので、今月を三越サロンドキモノでお世話になっているKさんにも
お薦めしました。彼女も懐石料理に興味を持っている一人です。仕事の休業日と重なれば行ってみたいと
以前話していました。














同じ着物仲間がいると写真を撮ってもらったり、楽しく講習会を続けることができます。



講習会の後でそのまま二葉苑に行って、方針を固めました。
染の方もデザインに合わせて技法を適したものにするらしくて、今ある3つのコースで
手挿し、型染め、江戸更紗に分かれているように、職人さんたちもその都度
どちらで行くか考えるとのことでした。型染めと江戸更紗は彫るところが逆で
版画のように模様が宙に浮くことがないのでやりやすいです。紅型はこれに近いとのこと。
江戸更紗の方が繊細な感じがします。
私はそのコースなので他の方法を試すことはできません。人によっては二つのコースを
取っている方もいるとか。

今回初めての帯でシンプルな柄の方を選び、進めることにしました。
冒険するときは小さいものでまず作ってからの方がよさそうです。

そのあとで和服でしたが、子ども園によって、今日が期限の提出物を持って行きました。
来月から仕事をするために必要です。
1か月の休業はあっという間に流れて行きますが、嬉しいものです。

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鎌倉の花の寺、東慶寺へ ・・・ temple of flowers, Toukeiji

2017-10-09 01:19:13 | seasons
昨シーズンに出そうと思っていたブーツの修理を
持って行くことにして、鎌倉から北鎌倉にすぐ戻り
東慶寺と古民家ミュージアムに行く計画を2日前くらいに立てました。
古民家ミュージアムの近く、明月院の隣に住んでいる友人は
今日も仕事。近くまで行ったのに残念でした。
秋が深まったころ紅葉を見ながらのハイキングを楽しみにしています。
結婚当初、北鎌倉に住んでいて、その後新潟や札幌に転勤で
住んでいましたが、またこちらに戻っています。
新婚の時もよく遊びに行きました。大切な幼なじみの一人です。
私より何倍も活動的な彼女はハイキングのプランを立ててくれて
結構ハードなのでカメラを持ってついて行くのが大変です。

今回は一人で用件を済ませながら、もう買い替え時のカメラの最後のお仕事と
思ってカメラと一緒に小さな旅です。

鎌倉駅近くのPOCO A POCO に確か山形の方で作っているブーツの底を
変えてもらいに行きました。皮の染からこだわるお店で、地方のクリエーターに
オーダーして相談しながら作っているなかなか素敵なお店です。
ずいぶん前に妹がパッチワーク展をしたとき、向かいにあったお店で
その時から時々見たりしていたお店で、最初に買ったメッシュの
バックはとっての桜の木を曲げて作る職人が亡くなってしまったので
もう作っていないとか・・ 京都のクラフト作者で値段を抑えて
高く設定していないとか。メガネケースも創意と工夫がありすてきでした。
しばらくお話して、次の東慶寺に向かうため早めのランチを近くで
取り、喧騒の鎌倉を離れました。すごい観光客の量で、ここにももれなく
中国からの観光客がいて・・

今回は最後のカメラのお仕事をピックアップ。もう取り換えようと思ったら
いつになくまじめに働いて、シャッターがすごくスムーズでした。カメラも感じているのか・・
それでも最後の方はまたシャッターきれない症候群です。

東慶寺の花たちのピックアップです。萩の季節が終わり、今はシュウメイギク、ホトトギス、紫苑が
真っ盛りです。どの花もかわいい東慶寺の花たちです。












甘茶

















































ホトトギスも何種類かあるようですが、この断崖に咲くホトトギスはステキです。
ここはイワタバコが群生している場所です。









サンバを踊る宇宙人のようなこの花が面白いです。






















東慶寺の奥の墓地近くでは高い木々の中、聞いたことのないような鳥の声で自然に包まれて
とても不思議な気持ちになります。







通る人みんながほんもの?と驚くアオサギ
駅の近くの側溝の上にいたけど・・


この後行った古民家ミュージアムはステキな空間に絞り染めが似合っていました。
撮影の許可が建物自体のほかはとれなかったので、残念でした。
日本の家屋に藍染の布はよく似合う。主宰者のタペストリーがとても素敵で、
またナイジェリアの絞り染が力があってとてもよかったです。


Oct.8 2017  Kamakura
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