Reflections

時のかけらたち

チョ・ソンジンのコンサートへ ・・・ Seong-Jin Cho

2019-12-20 21:09:02 | music
11月25日



前日コーラスフェスティバルが終わって、翌日に都民劇場の定例コンサートがありました。
かなりハードな日々でしたので、人込みでインフルがうつったのか、その翌日のヨガに参加した後
ダウンしてしまいました。

その時から時間が止まっていましたが、やっと最近、出かけることができるようになり、今日は妹の
所で仕込んだお味噌の蔵出しをしてきました。これ以上置くと発酵しすぎてしまいます。

25日のチョ・ソンジンのコンサートをだいぶたってしまいましたが、アップします。



前日のコンサートのポスター

ケルン放送交響楽団

アーティスト
指揮:マレク・ヤノフスキ 
ピアノ:チョ・ソンジン

曲目
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
シューベルト:交響曲第8番「ザ・グレイト」

※アンコール曲
<チョ・ソンジン>
ブラームス:6つのピアノ小品より ロマンスOp.118-5
<オーケストラ>
ベートーヴェン:交響曲第8番より 第2楽章

ショパンコンクール2015年の優勝者、チョ・ソンジンのコンサートは2回目です。
ベートーヴェンのピアノコンツェルトは第3番が一番好きですが、4番も清々しい空気が感じられて
良かったです。チョ・ソンジンはサラッとこなしてしまうところがすごいです。ドビュッシーも弾いたりして
これからの可能性をまだ持っているピアニストだと思いました。

いつもご一緒している義理の姉の友人が来れないということで、昔の職場の友人を誘って行きました。
まだ現役で仕事をしている彼女の日常からしばしの解放ができたようでよかったです。
以前も亡くなった友人と3人でたまには音楽をということで行ったりしていました。
この生の音に触れている時間を過ごすことは、乾いているところ降り注ぐ雨のように心を満たしてくれます。
シューベルトのグレートは本当にグレートでちょっと長い感じもしますが、ベートーヴェンとシューベルトと
いう無難な選曲でした。最近フレンチに一緒に行ったばかりでしたが、いい時間を共有できてよかったです。


Nov.25  2019   Ueno
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洗練された中華料理 赤坂維新號で古希のお祝い ・・・ the cerebration of my seventieth birthday 

2019-12-19 23:58:14 | dish
11月23日

10月の私の誕生祝を11月に古希祝を兼ねて娘がランチをごちそうしてくれました。
私は古希のお祝いで娘に何かプレゼントをと思って探しているのですが、いいものがまだみつかっていません。

場所は結婚式の披露宴をした赤坂維新號にしました。新宿の維新號は娘も小さい頃行ったことがありましたが、
赤坂はまだでした。

今でも落ち着いた雰囲気は30年前と全然変わらず、支配人の方が変わっていました。味はさらに繊細になったようで
どれもとてもおいしかったです。






















フカヒレスープが少し寒かったこの日に体が暖まっておいしかったです。







海老とイカの炒め物




骨付き豚肉の黒酢炒め




鮑のクリーム煮




食事はお粥、チャーハン、麵の中から選ぶことができるので、焼きそばとチャーハンをシェアしました。




中華料理のお店ではお祝いと言うとこの桃のおまんじゅうが出てきます。
中の餡も程よい甘さでおいしかったです。








デザートの〆は杏仁豆腐







古希の私は感覚的には還暦と言った感じがします。











東宮御所




草月会館の2階のコーヒーショップCONNEL COFFEEでお茶。 高橋是清翁記念公園に面して気持ちがいいロケーションです。
赤坂のアトリエに通っていた時によく行っていた「しろたえ」は今や人気店でいつ行っても人が並んでいて入れません。
お菓子もお店の人も30年前と変わっていません。




隣の公園の緑がすばらしい。














 








先日たまたま見たカード会社からの郵便物に沖縄の格安ツアーが載っていたので、娘が古希のお祝いにとさっさと申し込んで
いました。宮古島です。沖縄と言えば、まず慰霊から始まる旅であとは織物を見て回りたいと思っていましたが、
今回はひたすら青い海を見るリゾートステイです。青い海と星空が見れたらそれだけでいいとおもっています。
娘とはあとどのくらい一緒に入れるかわかりませんが、こんなに成長したのかと驚きます。


Nov.23  2019  Akasaka
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11月21日タイムライン ・・新宿ぐるっと回って・・・ Nov.21 timeline ~ walking around Shinjuku

2019-12-18 21:45:51 | a day in the life
11月21日

胃カメラと癌検診の一部を初めてのクリニックですることになって、事前に検査容器などを
受け取りに歩いて行きました。(結局インフルで検査は延期で明日12月19日に延期となりました。)

今回は新宿のはずれ曙橋寄りの方向で、近くに東京医大がある場所で家から歩きました。新宿から歩いても
遠いし、最寄駅は新宿御苑前でした。この日は望遠レンズを持って行きたかったのですが、歩くので
どうも重さがこたえて、普通のズームレンズをつけて出かけました。このタイムラインはすべてスマホ撮影です。



歌舞伎町の裏あたりを歩いて花園神社に着きました。家から歩いて歌舞伎町のあたり、新しい道に入って
みるとまるで香港の裏町のようなところもあり、ちょっと恐~い。繁華街を通れば、地方都市にでも来たような
そんな感じがします。出張で地方に行った時にいろいろな街のアーケードを通りました。東京にいながらちょっとした
ワープ気分。



花園神社のイメージは市と蜷川さんがここで何か芝居をしたそんな場所という感じです。


診療所のエリアは居住と商業施設が集まった場所で、東京医大の大学の施設があるところに近いです。
昔、主人の母が亡くなった時、主人がお世話になったということで、大学に献体しました。1年もたってから
遺体が戻りましたが、そこで合同のセレモニーがあり出席したことがありました。



診療所の近くにおいしいシュークリームのお店がありました。無花果のせでこれはスルーできません。


スーパーや病院が集まった場所で、ペットショップもありました。これにはひきつけられます。









こんにちは!









広いショップを走り回っていました。




四ツ谷に向かう途中、いつも主人と車で脇を通っていたお寺がありました。



モーターサイクルのお店?


四ツ谷3丁目の八竹によって久々の茶巾寿司です。原宿店はビルが建て換えになって無くなってしまいました。



一番好きな茶巾寿司です。母にも晩年買って持って行ったらおいしいと言っていました。

ここまで来たら新宿御苑によるコースにするのは当然です。だいぶ遅くなりましたが、大木戸門から入って温室、
黄葉と秋から咲くサクラ、十月桜、子福桜を見て帰りました。紅葉にはまだ早い時期でした。























Nov.21 2019 Shinjuku
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今咲くサクラ ・・・・ cherry blossoms in autumn

2019-12-17 08:13:06 | seasons



今年は新宿御苑の紅葉や小石川にも初めてこの季節に行きたかったけれど、インフルの後調子が戻らず
行くことができませんでした。12月11日の久々の外出で上野で思いがけずきれいな紅葉が見れて良かったです。
今週は延期した健康診断、がん検診が続いて、土曜日には八丁堀のワインバルで忘年会。やっと調子が戻って来たかしら?


                        


11月21日の新宿御苑。温室を出た世界です。
望遠レンズを持って行きたかったのですが、いろいろ歩き回った後なので、軽い普通のセットアップされた
レンズで撮りました。紅葉にはまだ少し早くて、残念でした。台風の影響で一番好きな紅葉の所が
通行止め、木も倒れたのか切り取られていて、少なくなっていました。
思いがけず、たくさんの花をつけた十月桜と子福桜を見ることができました。子福桜がこんなにきれいにたくさん咲いて
いるのを見るのは最近なかったと思い嬉しかったです。十月桜の周りにはたくさんの外国人が写真を撮っていました。
今や外国人の方が多いような新宿御苑です。


















タムケヤマモミジ



イイギリの実だったか池に映えていました。











下の池の紅葉がきれいになるのですが、少し早かったのと立ち入り禁止地区になっていました。










十月桜の花がたくさん咲いていました。




























子福桜














いつも楽しいISETANのクリスマスです。




















Nov.21  2019  Shinjuku Gyoen National Garden
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癒しの音色 ・・・・soothing sound 

2019-12-15 23:59:35 | a day in the life



12月14日のフェアアイルの時間に、先生が素敵な楽器を持ってきてくださって、開始の前に即興で演奏をしてくださいました。
この個性的な編み物に挑戦している私たちの心を和ませてくれるためです。


(先生制作の楽器は写真を撮っては悪いと思い、ネットで一番似たのを探しました。)

楽器はライアーというドイツの楽器ですが、先生はトネリコの樹を彫って作られたとか。機種はステラ。
シュタイナー教育でも使われている心癒される音色です。シェトランドの海辺でこの楽器を弾きたくなったということで
波の音のような竪琴の音色を聴かせてくれました。楽譜はなく即興で音の響きを楽しみます。

シェトランド諸島では代々この楽器を持っている家もあり、ある時、尋ねたお宅で演奏したら、まるで
亡くなったその家のおじいさんが近くに立って聴いているようなスピリチャルな体験をされたとか。

フェアアイルはその柄に魅かれているのですが、作り方も個性的です。はさみで切り開いたり、肩のはぎが
まるで続いているニットのようになります。まだ平地を編んでいる状態ですが、これから先難しいことがたくさん出てきます。

先生にテンションのことでお聞きしたら、私の編物を見て、何か変だということで、実際に編んでいるところを見せてと言われて
編んでみてアドバイスをいただきました。左手地色、右手配色糸をアメリカ式で編むというフランス式とアメリカ式の混合ですが、
まず、左手を配色、右手を地色にした方がいいということ。テンションの加減でそちらの方がいいらしい。YouTubeでのフェアアイル
では逆でしたが。アメリカ式はフリッキングと言う手のばねを使ってかけると時短とテンションの均一につながると。
初めて、お金を出して習うということがこういうことなのかと思いました。昔はかなり自己流でフランス式でしたが、
糸をかなり引っ張っていたので、ロスがありました。ゆるく編んで糸を引っ張るというやり方です。このアメリカ式は糸にかかる
テンションに無駄がありません。自然で編地もきれいです。糸がスライドされるという感覚です。
この年になっても発見することが多いということはうれしいことです。

佐藤ちひろ先生は感覚的に日本人離れをした人ですが、べたべたと親切ではなく、さっぱりしていますが、ポイントを
的確に指摘してくださいます。ちょっと林辺正子先生に似たところがあるかもしれません。
来年はライアーを持ってエジプトに行くとか・・ おもしろい人です。

ちょうど昨日着ていらしたセーターが出ていたブログがあったので紹介します。

つつじが丘「シェーラ」で佐藤ちひろさんにニッターの固定概念を覆すフェアアイルの世界を聞いてきた






もし次回編むとすればこのブルー系かしらね。















今年のクリスマスは明日館のクリスマス礼拝に行ってみたくなりました。


Dec.14  2019  Mejiro
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温室はワンダーランド ・・・ wonderful greenhouse

2019-12-13 23:50:59 | wonderland
冬は次の命に備えるためのものなら
この人生は次の何に備えるものなのかしら?

館野泉さんの冬と夜の言葉が心に残ります。歌う時に次をよみながら歌うのと同じかしら。
冬はすでにその中に春をためている。まだ花が咲かない枝を草木染をするとすでに春の色が
出るという。まだ見ぬ私のnext step は何なのかしら?

冬の森の編み物に疲れたので、11月に用事の後に大木戸門から寄った新宿御苑の温室の世界を
載せてみます。まだ紅葉には少し早い時期でした。四ツ谷まで行ったので、その帰りに寄り
久しぶりに新宿御苑の中に入りました。大木戸門から入ると温室が近く、温室の閉館時間が
迫っていたのですぐ入りました。外の池の睡蓮の一種がかわいかったので、見たかったのですが、
すべて花は終わっていました。温室の中には熱帯睡蓮が元気に咲いていました。


























































こうもりのなんとかみたいななまえだったような・・・

アンリ・ルソーが喜びそう・・・























温室の中は夢の世界でした。



Nov.21  2019  Shinjuku Gyoen National Garden

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チェリスト(追記あり) ・・・ Cellists

2019-12-09 23:36:34 | music
フェアアイルのウエストコート編、とても追いつけないので、ゆっくりと正確に糸を割らないように編むことを心がける
ことにしました。フェアアイルは私にとって70歳の挑戦となりました。模様を浮かび上がらせるための糸の引き具合が
すごく難しいのですが、イギリスの編み物だけど、何処か北欧の森のような柄が気に入っています。

先生が1本の糸からファッションが生まれるからすごいよねと話していました。1本の糸から洋服ができるなんて
素晴らしいことって。

編み物の歴史は石器時代からとも言われているけれど、日本では明治以降とか。羊さんがいないと始まらないですよね。
発端は魚をとる網とも言われていますが、ひつじから毛を刈って糸にして、編むという世界もすごいですよね。
織物は世界的に発展していったみたいですけれど・・・

ここの所、借りてきたマイスキーのチェロやYouTubeでもヨーヨー・マとかかけながら編み物をしています。
今日は2週間ぶりにヨガに行ったので、日常生活が戻りつつあります。


安田謙一郎を思い出し、久々に私がピアノの次に好きだったチェロを聴きました。
大学生の頃、初めて上野の文化会館でチケットを買って聴いたのが、ロストロポーヴィチのドヴォルザークのチェロ協商曲。
卒論のためのタイプライターを買うために英文毎日でアルバイトをしましたが、そこに来ていた学生アルバイトの男の子達が
結構、クラシックやジャズが好きで、ときどき皆でコンサートに行ったりしていました。そのころ聴いていた曲です。
女性のアルバイトの人とも知り会いになり、お付き合いが続きましたが、彼女は日経新聞の記者になって結婚して
離婚後生保の仕事をしていましたが、数年前に亡くなってとても残念でした。パーキンソン病と肝臓の病気での
療養が長く続き、会いに行けなかったことが悔やまれました。




安田謙一郎 子供の頃、斉藤秀雄氏に才能を見出されました。
今回検索していたら、安田の一族でオノ・ヨーコと親戚関係にあることを始めて知りました。



4年前に、今年他界した友人と一緒に国立博物館でのミュージアムコンサートに行きました。
バッハが中心で、博物館の法隆寺館で趣のあるコンサートでした。
いま彼は時々、鎌倉の教会で演奏会をしているようです。


今とっても聴きたいのがチェロ。ヨーヨー・マは日本に来ないのかしら? 
今までチケットを取るのが難しいとされていた彼のコンサートに行ったことがありません。
彼は今バッハを弾いて世界を回っているらしく、アメリカとメキシコの国境での様子がアップされていました。
「壁ではなく橋を」と言うメッセージです。

CNN ヨーヨー・マ メキシコ国境でコンサート

Classic Yo-Yo Ma (Documentary of 2010 about Yo-Yo Ma)



ヨーヨー・マの歩んできた道と音楽に対する考え方がわかります。




シューベルト アルペジオーネ・ソナタ




ベートーヴェンのチェロソナタ第3番

よくコンサートで聴いていたチェロの曲。
フォーレの作品も安田謙一郎のレコードでよく聴いていた今でもお気に入りの曲たちです。





最近よく聴くラフマニノフのメロディーが魅力的です。


ヒラリー・ハーンに出会ってからはヴァイオリンもよく聴くようになりましたが、チェロの音色は本当に
落ち着きます。
カザルスによって発見されたバッハの無伴奏チェロ組曲もよく聴きました。

ヨーヨー・マを聴きに行きたい~





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中村哲医師と館野泉 ・・・ Tetsu Nakamura & Izumi Tateno

2019-12-08 23:07:15 | people
世界で中村哲氏の死の反響があまりにも大きいので驚いています。若い頃から彼の活動はかなり知られていて
私もTVなどでインタビュー番組があればよくお話を聞いていました。

  


多くの著書もあり、講演活動も日本に帰ったおりに精力的にされていたのですね。
彼の生き方は日本の平和貢献への道を示していました。武器ではなく水で命を守ること。
平和憲法のもと日本の取るべき道はこれだと身を持って主張されていたのです。






                        


今いち体調がすぐれなくて、家で宿題の編み物を追いつかないけれどする日々。
昨日の教室の日も、ベルカントレッスンはやめてできるだけ宿題に近づきたいと思い家で
編んでから自由学園明日館のニット洋室に出かけました。

編み物は結局教室でかなりほどくことになりました。模様が少し飛んで、Deep Forest が 一部 Dark Forest
になってしまいましたが、ほどくとかえって目を拾いそこない、もっとひどい結果になるので、先に進みましたが、
先生から1作目からそれではということで数段ほどいて、目の拾い方とか教わりました。どんなことでもやってみると
勉強になります。目をすべて拾った後に先生が編み針に糸をかける感じでこういう風にして編むのかとわかりました。
もうあまり先を急がないで、とにかく正確に丁寧に編むことにしました。先生がおっしゃるには気持ちが編み方に
出るとか・・ この傲慢でいいかげんな性格なんとかしなくてはと思います。もうすこし先に行くと編んだところにはさみを
入れるという劇的な場面になります。こんな編み物見たことありません。





そんな編み物の日々、館野泉のドキュメンタリーの再放送があり、かけながら編み進めていました。久しぶりに見る館野泉です。
その昔に左手のピアニストとして復活するまでの番組はいくつか見たことがありましたが、これを見たのだったかは
よく覚えていません。

若い頃、好きだった日本の音楽家の一人です。他にはチェリスト安田謙一郎、ピアニスト井上直幸が好きでしたね。
よくコンサートに行きました。

彼のバースデーコンサートに行ってからもだいぶたちます。草笛光子さんも登場して和やかなコンサートでした。
まだフィンランドに行く前だと思いますが、上野の文化会館の精養軒でまだ人が誰もいない時間に食事をしていた
ところに出会ってチケットの裏にサインをしてもらったことがあります。コンサート前に大変失礼なことをしてしまったと
今では思います。若い頃、「音楽の友」に掲載の自叙伝もとてもおもしろかったことを記憶しています。

ハイビジョン特集 左手のピアニスト~舘野泉 再びつかんだ音楽~(初回放送:2005年)
出演者ほか【出演】舘野泉,間宮芳生,ペール・ヘンリック・ノルドグレン,【スタジオキャスター】渡邊あゆみ
フィンランドを拠点に、世界の舞台で活躍していた日本人ピアニスト・舘野泉。70歳を前に脳出血を起こし、右半身に
後遺症が残った。リハビリの結果、日常生活は不自由なく送れるようになったが、ピアニストとしての右手は戻らなかった。
彼が「左手のピアニスト」として復活するまでの執念の日々に密着。


  

左手でも音が出せるようになり、そこには音のうねりが同じようにあることを知った彼は再び、生きる歓び、生きる意味
がつかめたと話していました。

今回のドキュメンタリーではなぜフィンランドに行ったのかが良くわかりました。
ドイツやフランス、イタリアなどの音楽文化の伝統が強いところは避けたということです。日本の感性の中で育った彼は
音楽の歴史の中にどっぷりつかることの危険を感じ、西ヨーロッパ、日本から距離を置くことを考え、北欧にしたとのこと。
自然の中へ行ったということです。シベリウスにはとても魅かれていたようですが。

冬や夜についての言葉もおもしろかったです。冬は命が続いていて、咲き出る準備をしている時間。
冬も夜も再び命を輝かすのに必要なもの。

ブラームスがクララのために書いた左手だけのバッハのシャコンヌ。単なる練習曲と思っていたら
それは片手だけだからこそ表現できるバッハの世界があったとのことです。ヴァイオリン曲をピアノ曲
になかなか移すことができなかったけれど、たまたま右手が使えなくなったクララのために書いた曲が
バッハの世界を見事に表現することができました。ヴァイオリンと違って和音がたくさん表現できないため
シンプルにすることが良かったのです。館野は少ない音の豊かさ、単純でありながら豊かで深い音の世界に
到達することができました。
一音一音にいとおしさを感じて、今も彼の音楽は人の心を動かします。

自然の中で彼の音楽と向き合い、少ない音の中で広がる世界に浸っています。




シベリウス 樅の木 作品75の5(「樹」の組曲(5つのピアノ小品集)より)

なぜか心が締めつけられそうなシベリウスの曲です。

彼は今音楽を続けることができる幸せの中で生きています。
そうならなったらわからなかった世界があると。




昨日のニット教室が終わって




「婦人の友社」前のクリスマスツリー
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フランス料理の宝石箱 ・・・ French cuisine like a jewelry box

2019-12-05 23:53:46 | dish
11月21日に書きかけのブログをアップします。

ピーターラビットの1年カレンダーがあっという間にひとまわりして、信じられないの一言。

アリスの白ウサギに魔法をかけられているよう・・

結局、11月26日からダウンしていて、やっと12月2日から外出許可です。
展覧会、編物教室、料理教室、がん検診、健康診断をキャンセルしました。

片田さんの展覧会にはぎりぎりで駆け込み。(12月3日)久々の外出で疲れました。
明日の和服で銀座での着付け仲間とのイタリアンもキャンセル。
ヨガも休んでいます。しばらく休んで、土曜からベルカントと編み物で始動です。


書きかけは11月4週のメモです。

月曜日(11/18)は煮込み用のお肉が安かったのでカレーを作っていたら、いろいろなスパイスの香りが
立って元気になってきそうでした。子供のころから誕生日にもカレーを作ってとお願いするくらいの
カレー好き。体と心に効く料理です。

火曜日(11/19)は前月台風のために延期したシェ・オリビエに行くことができました。友人とうまく時間が
空いたので、お茶の水の大学病院の歯科通院の後、九段まで歩いてまるで宝石のようなフランス料理のランチを
いただきました。以前も亡くなった友人も一緒に行ったお店で二人のお気に入りです。
なぜかこの日は町は和服の人が多く、そうか炉開きの季節だと思ったりしました。

木曜日(11/21)は翌週の癌検診のために必要なものを受け取りに初めて使うクリニックまで出かけて、さらに足を
延ばして四谷三丁目まで行ってハ竹の茶巾ずしを買って、新宿御苑に久々によって帰って来ました。
家から歩いて行きましたが、帰りはJRを使いました。天気が週末にかけて悪くなりそうなので慌てて出かけて、
御苑に近かったので黄葉を見たいと思い、寄りましたが、やっぱり望遠レンズを持ってくればよかったと
少し残念に思いました。家から歩くのにリュックに入れたらすごく重くて、レンズを変えました。

家から新宿に向かって歩いて、歌舞伎町あたりを通るとまるで地方の街にでも来たように日常とは
違う世界です。出張中はよく地方の商店街とか通ったりしていましたが、そんな感じ。外国人も多いし
多くの旅行者たちともすれ違います。アジア系もいれば、欧米の人も多くいろいろな人が集まっています。

編み物はやっとサクサク編めるようになりました。もうやめようかと思いたくなっていましたが、
ものごとがうまくいかない時はいろいろなことに気を付かせてくれる貴重な時でした。

写真は11月19日のお茶の水から九段まで。




なつかしいカザルス・ホールの前を通って。













神保町あたりは本当に面白い。















九段まで来ると、父のいとこがやっていた自然薯のお店の所を通ります。あっという間に亡くなってしまい、
お店はそのままお粥のお店の人に譲ったとのことでした。













桜の花の季節とはまた違った千鳥ヶ淵です。







靖国神社




市ヶ谷のシェ・オリビエに着きました。













日本料理にも共通する美意識です。




私のメインは牛頬肉




友人は鰆で、前回来た時は鰆をいただきました。




デザート。オレンジとショコラのハーモニー


大満足のランチでした。
















家へのお土産は市ヶ谷にあるゴンドラのアップルパイ。





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秋の空気の中、1週間ぶりの外出 ・・・ going out for the first time in a week in autumn cool air

2019-12-04 23:56:05 | a day in the life
日経速報メールを送ってもらっているのだけれど、とんでもないニュースが入ってきました。
アフガンで人道支援を長い間に亘ってし続けている中村哲医師が銃撃されて、亡くなられました。
昔からインタビューなどがあれば気を付けて、TVを見たりしていた人です。アフガンのために尽くした彼を
タリバンでさえテロのターゲットにはしていなかったというのに。




昨日(3日)は遅ればせながら、片田さんの展覧会「森と生きる」に出かけました。1週間ぶりの外出です。




マンションに枯葉がたまっていました。明るい日差しの中、成城学園前まで秋が深まった周りをキョロキョロ
見ながら駅に向かいました。





成城の緑蔭館は、午前中からとても盛況でした。会期があと一日だから~と思ったけど、毎日晴れても雨でも
混んでいたと後から見えた諏訪ッチさんにお聞きしました。片田さんにも久しぶりにお会いしてお話しました。
画文集の第2巻、3巻が待たれます。











ほとんどの絵が売約済みでした。
この生き生きとした鳥の目がかわいいです。
花や実と共に鳥が描かれた片田さんの独特のスタイルで両方楽しむことができます。
自然と暮らしている片田さんだから描ける絵です。













外苑前で見ることができなかった銀杏を静かなこの街で見ることができました。







ランチは駅前の「桂花」で飲茶にしました。





帰りには最寄駅の銀行によって、運用状況の説明を聞いて、買い物をして帰りましたが、
体力が落ちていたのか、疲れました。




聖護院かぶらが生協の野菜ボックスできていたので、やっと千枚漬けをつけてみました。
毎回ネットで見て作るので、前回のとは違って、ただ漬け込むだけの超簡単バージョンです。



                       


12月2日だったか、徹子の部屋にあおい輝彦が出ていたので見ました。
中学の頃、「夢で逢いましょう」でよく見ていたジャニーズです。
あおい君が弾き語りで「時計を止めて」を歌いましたが、なんだか懐かしいような・・
一字活動を休止してアメリカに行く前にコンサートの最後、幕が下りた後に歌ったと
当時のジャニさんとのやり取りを含めて、話がありました。ジャニさんと言う人は
アイデアを引き出す(才能を見出す)のがうまくて、いい点があるとやっちゃいなと
後押しをして、否定はしなかったとここでだったかどこかで聞いたことがあります。




あおい輝彦(ジャニーズ)/時計をとめて(青井輝彦ソロ名義) (1966年10月)
作詞・作曲:R.Cantral 日本語詞:かもまさる 

何か胸がきゅんとする歌です。あおい君も結構歌がうまかった。



3日の朝、朝日に輝く富士を見ました。













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