碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

テレ朝「信長のシェフ」の“織田ミッチー信長”がいい

2013年02月06日 | 「日刊ゲンダイ」連載中の番組時評

日刊ゲンダイに連載している「TV見るべきものは!!」。

今回は、テレビ朝日「信長のシェフ」を取り上げました。


「信長のシェフ」
深夜枠で歴史ドラマを放送する
チャレンジ精神を評価!

テレビ朝日「信長のシェフ」(金曜夜11時15分)の主人公・ケン(玉森裕太)は料理人だ。戦国時代にタイムスリップしたが、その料理の技や知識を駆使して織田信長(及川光博)に仕えている。

主人公が医師だったTBS「JIN―仁」の料理版とも言えるが、日曜のゴールデンとはスケールが違う。比較は酷だろう。むしろ深夜枠の予算で歴史ドラマ(このジャンルは金がかかる)をやろうとしたチャレンジ精神を評価したくなる。何より肝心の料理に関して手を抜いていないところがいいのだ。

先週登場した料理は「芋がらのリゾット」や「鯛のソテー天ぷら風」。毎回、この時代にはない食材や調味料をどう調達するかが見ものだが、ケンは雪で冷やした牛乳でバターを作り、天ぷらに必要な油を椿の実から抽出。不可能に思えた料理も何とか作り上げていく。こうした調理場面のカメラワークが、まんま料理番組の見せ方になっているのもご愛嬌だ。

鯛は家康(カンニング竹山)にとって特別な食べ物で、この一品が信長からの離反をくい止める。この辺りは及川と竹山の見せどころであり、特に及川の信長が秀逸だ。繊細にして大胆。冷静と激情。及川が予想以上のフィット感で演じている。そんな“織田ミッチー信長”の発見こそ、実はこのドラマ最大のお手柄かもしれない。

(日刊ゲンダイ 2013.02.05)

TVKテレビ神奈川の関(せき)編成局長と

2013年02月06日 | テレビ・ラジオ・メディア

放送批評懇談会の仕事で、TVK編成局長の関さんと打ち合わせ。

さまざまな意欲的取り組みを行っているTVKの牽引車みたいな方
です。

上智大学、ただいま入試中

2013年02月06日 | 大学

連日、各学部の入試が続いている。

明日(水)は、やはり雪が心配です。

受験生諸君は、気象&交通情報と大学の入試情報をチェックして、
出かけてください。

梅の花、咲く

2013年02月06日 | 日々雑感

いつもの年より遅れていた、わが家の梅の花も、ようやく。

でも、明日(水)は雪?