碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

2月11日の「梅の花」

2013年02月11日 | 日々雑感

庭に咲く花は、気がつかないにうちに、よく見ないうちに散ってしまうことも多い。

今日2月11日は、「建国記念の日」で休日。

建国とはまったく関係ないけど(笑)、夕方、少し時間をかけて、梅の花を眺めました。

あとどれくらい咲いているのか、それはわかりませんが、見てもらうことで、花も喜んでいるような気がしました。

梅見酒があれば、もっとよかったかも(笑)。





「モヤさま」で、大江アナの目にも涙

2013年02月11日 | テレビ・ラジオ・メディア

テレ東「モヤモヤさまぁ~ず2」を見ていたら、いきなり大江麻理子アナの「ニューヨーク赴任」の話が出てきた。

3月いっぱいで、「モヤさま」からも、いなくなっちゃうのだ。

すでに報道されてはいたけど、こうして本人から聞かされると、「やはりそうなんだ」とがっかり。

で、大江アナの目にも涙、です。






大橋アナは先日来の体調のこともあって、しばらく無理はできないだろうし、その上、大江アナも抜けるとなると、二枚看板を欠いて、大丈夫か、テレ東?(笑)

大江アナのいない「モヤさま」。

大江アナのいない「アド街」。

大江アナのいない「週刊ニュース新書」(笑)。

ファンとしては、ほんと残念で、この「人事」って、どういう意味なのか、テレ東の知り合いに聞いてみようかと思ってしまう。

フル稼働が続いて、疲れちゃったので、しばし休養ということかなあ。

それとも、もしかして、向こうで結婚とか(笑)。

いずれにしても、3月までは、各番組を拝見させていただきます。


今週の「読んで、書評を書いた本」 2013.02.11

2013年02月11日 | 書評した本たち

毎年、この時期になると、読み返したくなる本がある。

庄司薫さんの「薫クン」シリーズだ。

必ず第1作の「赤頭巾ちゃん気をつけて」から順番に再読していく。

今回読んでいて、あらためて小説の中の<時制>を思った。

大学紛争で、東大が入試を中止した年の話だから、1969年だ。

薫クンは日比谷高校の3年年生だが、東大入試が中止なら京大とか一橋大とか、そういう問題ではなく、大学に行く(受験する)のをやめようと決める。

で、その決意を幼ともだちの由美(かなりキュートだ)に伝えようとする。

しかも、物語の中の「今日」、2月9日のうちに伝えたいと思うのだ。

薫クンによれば、「国立大学の願書は十日まで受付ける」からだ。

ふーん、そうかあ、1969年2月9日だったのかあ、とヘンに感慨深い私(笑)。

わが家の息子が、ちょうど高3の春休みで、この時の薫クンと同年齢になったということもある。

それと、あらためて計算するまでもなく、薫クンと私は4歳違うだけなんだなあ、と。

もちろん薫クンのほうがお兄さんだから、すでに定年を迎えてから数年経っているわけで。

「薫クン、今、どうしているんだろう」と、またまた感慨深い私。

まさか、「そば打ち」はやってないよな、とは思うのですが(笑)。





えーと、今週の「読んで、書評を書いた本」は、以下の通りです。

高村 薫『冷血』上・下 毎日新聞社

窪島誠一郎『父 水上勉』 白水社

相倉久人 『至高の日本ジャズ全史』 集英社新書

宍戸 錠 『シシド完結編~小説・日活撮影所』角川書店

佐野 洋 『推理日記FINAL』講談社

和田静香 『評伝・湯川れい子 音楽に恋して』 朝日新聞出版

* 上記の本の書評は、
  発売中の『週刊新潮』(2月14日梅見酒特大号)
  Bookworm欄に掲載されています。