碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

本日の朝日新聞「ニュースの本棚」に、テレビ60年を寄稿

2013年02月17日 | メディアでのコメント・論評
(朝日新聞 2013年2月17日)

今週の「読んで、書評を書いた本」 2013.02.17

2013年02月17日 | 書評した本たち

女性作家の新作2冊を、同時進行で読書中。

井上荒野「それを愛とまちがえるから」(中央公論新社)

湊かなえ「望郷」(文藝春秋)

どちらも達者だなあ、と思う。

井上さんの作品に出てくる男女4人の、奇妙なようでいて、「あるかもなあ」の感じ。

湊さんでは、島という故郷を背景に、「そうくるか」「そうきたか」の展開。

やはり上手いよなあ。

「望郷」には、日本推理作家協会賞(短編部門)受賞作「海の星」も入っています。



今週の「読んで、書評を書いた本」は、以下の通りです。

道尾秀介 『笑うハーレキン』 中央公論社

川本三郎 『そして、人生はつづく』 平凡社

高瀬 毅 『本の声を聴け』文藝春秋

金平茂紀・永田浩三・水島宏明・五十嵐仁
『テレビはなぜおかしくなったのか』 高文研 

岡野守也 『ストイックという思想』 青土社

古田博司 『「紙の本」はかく語りき』 ちくま文庫

福岡伸一 『福岡ハカセの本棚』 メディアファクトリー新書

* 上記の本の書評は、
  発売中の『週刊新潮』(2月21日号)
  Bookworm欄に掲載されています。