主役はクマである。
クマのぬいぐるみである(笑)。
セス・マクファーレン監督作品「テッド」。
なぜか命が宿ってしまったテディ・ベアと大人になりきれない男の友情を描き、全米で圧倒的なヒットを記録したコメディ。マーク・ウォールバーグが過激な中年テディ・ベアとタッグを組んで、絶妙な掛け合いを見せる。テレビアニメ『ファミリー・ガイ』などを手がける才人セス・マクファーレンが脚本と監督を務め、劇中のテッドの声も演じている。
ぬいぐるみとはいえ、呆れるほどよく出来ていて、生きてそこにいるとしか思えない。
しかも、このクマが女好きの、マリファナ好きの「困ったちゃん」ときた(笑)。
でも、結構いいやつで、憎めないのだ。
マーク・ウォールバーグも、「ザ・ファイター」じゃなくて「アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!」のノリで、十分笑わせてくれる。
大人のためのファンタジー、というか“バカ噺”といった1本(笑)。
ちょっと息抜きを、という人には最適かもしれません。