碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
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映画「テッド」は、大人のための“バカ噺”

2013年02月09日 | 映画・ビデオ・映像

主役はクマである。

クマのぬいぐるみである(笑)。

セス・マクファーレン監督作品「テッド」。

なぜか命が宿ってしまったテディ・ベアと大人になりきれない男の友情を描き、全米で圧倒的なヒットを記録したコメディ。マーク・ウォールバーグが過激な中年テディ・ベアとタッグを組んで、絶妙な掛け合いを見せる。テレビアニメ『ファミリー・ガイ』などを手がける才人セス・マクファーレンが脚本と監督を務め、劇中のテッドの声も演じている。


ぬいぐるみとはいえ、呆れるほどよく出来ていて、生きてそこにいるとしか思えない。

しかも、このクマが女好きの、マリファナ好きの「困ったちゃん」ときた(笑)。




でも、結構いいやつで、憎めないのだ。

マーク・ウォールバーグも、「ザ・ファイター」じゃなくて「アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!」のノリで、十分笑わせてくれる。




大人のためのファンタジー、というか“バカ噺”といった1本(笑)。

ちょっと息抜きを、という人には最適かもしれません。