碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

「父の日」のワールドカップ生中継

2014年06月15日 | テレビ・ラジオ・メディア
前半、ゴール直後の本田選手


今日は「父の日」だそうですが、全国のオトーサンへのプレゼントなのか、サッカーW杯の日本初戦の生中継が、午前10時からありました。

注目していたのは本田圭佑選手のこと。

ここしばらくの間に、NHKで特集が組まれて、それを見ていたので。

この大会に向けて、本田がどれだけ努力してきたかを、かなりしっかり密着取材していました。

思ったのは、こういう特番まで流して、それで本田が結果を出せなかったら、本人も辛いよなあ、と。

で、今日のコートジボワール戦。




シュート!!



負けちゃいましたけど、でも、前半の本田のゴールをリアルタイムで見られたし、とにかく貴重な1点を入れたのが本田だったことで、ひと安心です。

これって、14日に、スペイン−オランダ戦を見ておいたのが効いているかも。

あの試合、あのレベル。

「ああ、ヤッパシ、W杯ってすごいんだなあ」と実感できました。

熱心なサッカーファンでも本田ファンでもないけど、日本チームがW杯の舞台に立ったことと、気にしていた本田のゴールが見られたから、いいや(笑)。

東京人の特集「ガロとCOMの時代」に拍手!

2014年06月15日 | 書評した本たち

発売中の「東京人」7月号が素晴らしい。

特集「ガロとCOMの時代 1964-1971」。

もちろん今どきの学生さんに、いきなり「ガロとCOM」と言っても困惑するでしょうが(笑)、ある世代以上は確実に反応するはず。

ガロもCOMも、私よりも少し上の、兄貴分たちが軸かもしれません。

でも、“遅れてきた”私たちの世代も十分影響を受けています。

ページをめくると、なんと!「ねじ式」つげ義春のインタビューが。

他に真崎守、竹宮恵子など懐かしい名前が登場。

川本三郎さんの寄稿「二つの青春が重なりあった幸せ。」も嬉しいですね。

保存版の一冊です。


そして、今週の「読んで書評を書いた本」は次の通りです。

伊東 潤 『天下雷動』 角川書店

村上春樹 『女のいない男たち』 文藝春秋

なべおさみ 『やくざと芸能と~私の愛した日本人』 イースト・プレス

黒澤和子:編 『黒澤明が選んだ100本の映画』 文春新書

鈴木洋仁 『「平成」論』 青弓社

中山康樹 『キース・ジャレットを聴け!』 河出書房新社

* これらの書評は、
  発売中の『週刊新潮』(6月19日号)
  読書欄に掲載されています。