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碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

今週の「金曜オトナイト」は、あのシティボーイズがそろい踏み!

2015年03月13日 | 金曜オトナイト



BSジャパン
「大竹まことの金曜オトナイト」

2015年3月13日(金)
夜11時30分~深夜0時00分

【ゲスト】
きたろうさん
斉木しげるさん




<番組内容>
大竹まことが司会を務め、政治から最新エンタメ、男女のあれこれまで様々なトピックを紹介するオトナのための情報バラエティ『大竹まことの金曜オトナイト』(BSジャパン、毎週金曜23:30~24:00)3月13日(金)の放送に、大竹とともにコントユニット「シティボーイズ」を組んでいる、きたろうと斉木しげるがゲストとして登場することがわかった。

13日で放送100回を迎える本番組に、今や3人揃ってテレビに出演することが珍しくなっている「シティボーイズ」が久しぶりに勢揃いし、フリートークなのかコントなのかわからないトークを繰り広げる。さらに、きたろうと斉木が、大竹の隠れた一面を暴露する。

また、「シティボーイズ」結成から36年が経った今、「若いやつらに目にもの見せてやろう!」と大竹が豪語し、16年ぶりに3人で出演する舞台「シティボーイズ ファイナル Part.1『燃えるゴミ』」が6月19日(金)から29日(月)に東京・東京グローブ座にて開催される。今回、この舞台のタイトルにもなっている“ファイナル”の意味を「シティボーイズ」の3人が明かす。(テレビドガッチより)

<出演者>
レギュラー:大竹まこと、山口もえ、碓井広義(上智大学教授)
進行:繁田美貴(テレビ東京アナウンサー)
ゲスト:きたろう、斉木しげる




今週は、なんと放送100回目に当たります。

しかも、カウントダウンは進み、最終回まで、あと3回。

さらに、13日の金曜日!

で、ゲストはきたろうさん、そして斉木しげるさんです。

そう、「シティボーイズ」のそろい踏みなのだ。

スタジオの雰囲気はいつものようであり、どこか違うようでもあり・・・。

そしてカメラが回ってからも、さっきまでの雑談と変わったような、変わらないような(笑)。

でも、話している内容は、フツーのテレビじゃ流れないものばかりです。

いやあ、生ける伝説「シティボーイズ」、恐るべし。



今週の「繁田美貴アナウンサー」

書評本:『独特老人』ほか

2015年03月13日 | 書評した本たち



「独居老人」ではない。

「特養老人」でもない。

「独特老人」である。

とんでもないジイサマたちが語る、とんでもなく面白い話のオンパレード。


以下、週刊新潮に書いた書評です。

後藤繁雄・編著 『独特老人』
ちくま文庫 1620円

著者によれば、独特とは独りで特別、光速で回転する独楽のような人。奇、狂、偏の三つが揃った人物だ。

本書に並ぶのは、森敦にはじまる28人。なぜか女性はいない。そして水木しげる、鶴見俊輔など4人を除く全員がすでに世を去っている。しかし彼らの言葉はもちろん、その“在りかた”自体が今も刺激的だ。

作家の埴谷雄高は「今までの全人類史を御破算にするくらいのつもりで誰かやらないとだめなんですよ」と言って、『死霊』を書き続けた。

棋士の升田幸三は「勝負というのは、まず負けないこと。第一は勝つことじゃない」の信念を終生変えることはなかった。

破格にして前衛、自由で風狂な男たちの肖像である。


山本朋史 
『ボケてたまるか!~62歳記者認知症早期治療実体験ルポ』

朝日新聞出版 1296円    

雑誌記者である著者が突然、軽度認知障害と診断される。取り組んだのは早期治療としての認知力アップトレーニングだ。個人として自費で診療を受けながら、雑誌の連載で報告を続けてきた。独特のユーモアと緊張感にあふれた、「症状を遅らせる」挑戦の一部始終だ。


最相葉月 『れる られる』
岩波書店 2052円

シリーズ「ここで生きる」の一冊。『絶対音感』などのノンフィクション作品で知られる著者の連作エッセイ集だ。人はいかにして生まれ、誰に支えられ、なぜその生を断ち切るのか。六つの「動詞」を起点に、世界のあちらとこちら、その境目を探っていく。

(週刊新潮 2015.03.12号)