河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

虫と歌

2009-11-20 22:20:20 | 読書(マンガ)
アフタヌーン掲載時からちょっと気になっていた。
単行本になったよ。
表題作が一番好きだ。
「日下兄妹」も面白いなあ。
しかし、人間でない人間が好きな人だ。
すべてが擬人化されるのだな。
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はじまりのうたをさがす旅ー赤い風のソングラインー

2009-11-20 22:17:38 | 読書(小説)
川端裕人、文藝春秋。
まあまあ面白いんだけどねえ。
なんで、日本人なんだろう。
なぜ、日本人の子孫が、アボリジニに認められなけりゃ
ならんのだろう。そこが、腑に落ちん。
主人公、泉隼人。
28歳にもなって、自分を見つけられずに、
夜な夜な町へ繰り出して唄うストリートシンガーの会社員。
耳(音感)はやたらといい。
突然、オーストリアへ渡った曾祖父和島洋(よう)の遺産を
受け継ぐために、渡豪せよというメッセージを持って、
リサという日本語を繰る女が現れた・・・
話は遺産相続ゲームだのアボリジニ独立運動だの原子力だの、
「うた」をキーワードに、ありとあらゆる不思議な方向へ。
ちょっと中心がぼやける長い話。
チャトウィンの「ソングライン」、前から読んでみたかった。
最近新版が出てるし、探してみよう~。
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