トンケ・ドラフト、岩波少年文庫。
オランダの児童文学。上下2冊。
すっごい面白かった。
騎士になるため、一晩を眠らずに無言で過ごしていた
16歳のティウリは、助けを求められ、抜け出すが、
目的の騎士は目の前で死に、隣の国の王へ宛てた手紙を預かることに。
手紙を届けるまでの、冒険の数々。
なぜだか赤い騎士やら灰色の騎士が追っかけてきて、
訪ねた町の市長は捕まえにかかってくるし、
川を渡るのにも一苦労。
はらはらどきどきの連続だけど、それだけじゃなくて、
騎士見習いらしい、ティウリのまっすぐな姿勢は好感が持てるし、
綱渡り的な展開も矛盾がない。
陰謀も、分かりやすい話だけど、子供だましじゃないし。
そして、続編もあるらしい。