河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ

2010-09-05 20:59:06 | 読書(小説)
高橋由太、宝島社文庫。
妖怪好きだし、憑きものの「オサキギツネ」がでてくるとあれば、
読むしかないと思ったのだが・・・いろいろと難があるなあ。
この本がデビューらしいのでなんとも言い難いが。
主人公、憑きもの憑きの周吉が、美形である必然性はなんもない。
ついでにいえば、「オサキモチだからである」って理由で、
強いらしいが、能力の紹介がほとんどないので、意味が分からない。
解説に書いているほど、夫婦漫才もしていないだろー。
なんかいくつか、意味の分からないままのものもあったし。
オサキモチについては、まあまあ調べてあるけど、
冬庵先生のいうように隠して済むもんだろうかなあ。
この先生とか蜘蛛の介じいさんとかはいい味出してる。
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ケルト神話黄金の騎士フィン・マックール

2010-09-05 20:42:45 | 読書(小説)
サトクリフ、ほるぷ出版。
これは、これまで読んだ物語形式と違って、「神話」。
魔法だの妖精だの、死者の蘇りだの、なんでもあり。
今のアイルランド、緑のエリンの英雄伝説。
ブリテン島のアーサー王伝説によく似ている。
部下が奥さん連れて逃げたりまで。
麦の色の髪を持つフィン。父はクールだからマックール。
フィアンナ騎士団長をつとめる彼の周りには、
息子アシーン、その息子オスカ、部下ゴル、コナン、ディアミッド等等
なぜかいつも狩りをしていて事件に巻き込まれる。
伝説を集めているけど、矛盾のないようにできている。
水滸伝とかああいうノリなので、ちょっと読みづらかった。
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