熊になった少年

池澤夏樹、スイッチ・パブリッシング。
アイヌ神話風物語。
坂川栄治の熊が迫力。
しかし、なんとも言えない虚しさの残る物語。

天地明察

冲方丁、角川書店。
マンガが面白かったので、読んでみた。
すげえ、好きかも。
面白かった。
ちょうど夕べ皆既月食で、この小説思い出して、
ちょっとにやにやしてみたり。
マンガは、原作のセリフ回しをかなり正確に再現している。
渋川春海の、暦を変えるという一世一代の勝負。
ところどころ、気が抜けたような歴史的描写があるが、
春海のキャラでなんとか保っている。
月や地球の運行とか考えてたら、すべてがちっぽけに感じるなあ。