午後からはワニ日和

似鳥鶏（にたどりけい）、文春文庫。
えええっと。
スカイエマの装画でジャケ買い。
・・・失敗ていうか残念ていうか。
連作かと思ったら、一冊の長編だった。
それはともかく。
動物園ミステリで、けっこう調べてて、
動物園ネタがかなり正確に描かれていて、
なかなかいいなあと思っていたんだが、
まんなかくらいで、携帯電話に表示されていた名前を見て、
あとから携帯番号を思い出せた、というエピソードで、
無理無理、何がどうしたって無理！と思ったので、
そこから先の残念感はなんとも言えない。
小ネタも効いていたのに。
ヤクザネタとか、少女漫画かよって感じ。
ん～。でも鴇（とき）先生や服部くん、七森さんなど、
主役の桃くん（桃本くん）を完全に食ってるとこは面白い。

ひなこまち

畠中恵、新潮社。
えっと、しゃばけシリーズ、何作目？
前の「ゆんでめて」もそうだったけど、
ちょいと思わせぶりな不思議な序で始まって、
一冊分連作になってるんだけど、
なんかわかったようなわからんような。
今回の、助けを求める木札ってのも、
なんか釈然としないよ。
そういう木札が若だんなのもとに届いてから、
次から次へと助けを求めて人や妖かしがやってくる。
だけど、どれもこれも、木札の主ではないようで・・・
河童がいろいろ出てくるぞ！（河童好き）