小野不由美、新潮文庫。
新潮文庫版十二国記シリーズの8巻め。
12年ぶりの短篇集で、書下ろし2編含む4編。
名も無きオッサンたち(最後の話だけ少女だけど)が
頑張る、異世界不況物語?
女子高生陽子が、突如王になって悩んだりしてる間に、
その前の女王の無茶苦茶で苦労させられた役人たちや
庶民たちが、どんなふうに暮らしてきたかを描く。
卵果を食べて子ができるとか、いろいろトンデモ設定だけど、
丁寧な描写で、その世界で人が生きている。
荒れていく世の中で、死刑を行うか迷っているあたり日本みたい。
3つ目の、奇病にかかった樹木を治癒する植物を王に伝えに行く話、
ラストの、名も無き人びとが伝言ゲームのように
善意と好奇心で、王宮へ伝えていくリレーに、胸がすく思いがした。
新潮文庫版十二国記シリーズの8巻め。
12年ぶりの短篇集で、書下ろし2編含む4編。
名も無きオッサンたち(最後の話だけ少女だけど)が
頑張る、異世界不況物語?
女子高生陽子が、突如王になって悩んだりしてる間に、
その前の女王の無茶苦茶で苦労させられた役人たちや
庶民たちが、どんなふうに暮らしてきたかを描く。
卵果を食べて子ができるとか、いろいろトンデモ設定だけど、
丁寧な描写で、その世界で人が生きている。
荒れていく世の中で、死刑を行うか迷っているあたり日本みたい。
3つ目の、奇病にかかった樹木を治癒する植物を王に伝えに行く話、
ラストの、名も無き人びとが伝言ゲームのように
善意と好奇心で、王宮へ伝えていくリレーに、胸がすく思いがした。