浅田次郎、中央公論新社。
この人の本は、初めて読んだかな。
昔、新聞連載で椿山課長を読んだけど。
姦通罪で蝦夷松前藩への流罪となった旗本、青山玄蕃。
その青山を押送することになった見習与力石川乙次郎。
青森の三厩までの道のりを二人歩く。
玄蕃は道々に出会う人々の事件に首を突っ込み、
殿様と知り合いだったかと思えば
伝法になったり、町民に優しく接したり。
果たして玄蕃の正体は。彼は何をしでかしたのか。
そして、語られる真実。
最も優れた点は、剣の腕前でも学識でもなく、
一助と捨松をともに忘れずおのが根としたことだ、
というところが好きだな。
なかなかに深い話だった。
この人の本は、初めて読んだかな。
昔、新聞連載で椿山課長を読んだけど。
姦通罪で蝦夷松前藩への流罪となった旗本、青山玄蕃。
その青山を押送することになった見習与力石川乙次郎。
青森の三厩までの道のりを二人歩く。
玄蕃は道々に出会う人々の事件に首を突っ込み、
殿様と知り合いだったかと思えば
伝法になったり、町民に優しく接したり。
果たして玄蕃の正体は。彼は何をしでかしたのか。
そして、語られる真実。
最も優れた点は、剣の腕前でも学識でもなく、
一助と捨松をともに忘れずおのが根としたことだ、
というところが好きだな。
なかなかに深い話だった。