河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

海獣学者、クジラを解剖する。

2021-11-23 23:20:09 | 読書(その他)
田島木綿子、山と渓谷社。
川上和人あたりからこういうの流行ってんな。
研究者のエッセイ。
同じような理由(人嫌い)で獣医師を目指し、
獣医師って人のためにあるんじゃんと目覚めたり、
高校生の時に水口博也のオルカの本を読んでシャチに惚れたり
年も近いし結構同じようなことをしている。
アルバイトや臨時で博物館に入り込んで今に至る彼女と、
博物館ボランティアで休みに解剖してる私との違いは、
博物館(私の場合水族館)に入るためにしがみついたかどうか、かな。
わたしゃ諦めてさくっと公務員獣医師をしておりますが。
クジラ、いっぺんザトウクジラのあかちゃんを解剖したけど
もっとたくさん、もっと新しいやつ、もっと便利な器具を使って
やってみたいなあとか思う。新鮮な内臓は見たことないし。
しかし、解剖学的に解剖してない、解体ばかりなので、
本当はじっくり血管・神経・筋肉の走行まで確かめて解剖するといいんだろうなあ。
博物館では骨と皮ばかり保管してるけど、ホントはそこも気になる。
「絶滅危惧種の解剖学者たち」ってほんとにそう思うわ。
コメント
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